先週の市場の振り返り
<株式>
主要国の株式市場は上昇しました。米国株式市場では、トランプ米大統領が2,500億ドル分の対中関税の25%から30%への引き上げを10月15日に2週間先送りするとしたことや、欧州中央銀行(ECB)理事会で中銀預金金利の引き下げや量的緩和の再開を決めたことなどを好感して、NYダウは週間では1.58%上昇しました。日本株式市場は、米中交渉進展への期待が高まったことやECBの金融緩和の再開などを背景に米国株高や円安が進展したことなどを好感して日経平均株価は3.72%上昇しました。欧州株式市場は、米中貿易交渉の進展期待やECBによる金融緩和の再開などが好感され、ドイツDAX指数は2.27%、FTSE100指数は1.17%上昇しました。中国株式市場は、米中貿易交渉の進展期待やECBによる金融緩和の再開などが好感され、上海総合指数は1.05%、香港ハンセン指数は2.48%上昇しました。
<リート>
グローバル・リートは、主要国の長期金利上昇などを受け0.72%下落しました。
<債券>
米国の10年国債利回りは、米中貿易交渉の進展期待が高まったことなどを受けて、0.336%上昇しました。日本、ドイツ、英国の10年国債利回りも上昇しました。
<為替>
円は対米ドルでは、米中貿易交渉の進展期待が高まったことなどを受けて、1.09%下落しました。対ユーロでは、英国の合意なき欧州連合(EU)離脱に対する不安が後退したことなどから1.55%下落しました。
<商品>
原油価格は、対イラン強硬派のボルトン米大統領補佐官の更迭を受けて2.95%下落しました。
※当レポートの閲覧に当たっては【ご注意】をご参照ください(見当たらない場合は関連記事『2019年9月9日~9月13日のマーケットの振り返り①先週の市場動向』を参照)。
(2019年9月17日)