(※写真はイメージです/PIXTA)

将来的な独立や起業を見据える年収3,000万円クラスのエリート会社員からのご相談。自己資金も潤沢にあり、独立後の事業計画も練っているものの、資産形成の観点から「会社員を辞める前にやっておくべきこと」を見落としているケースが多々あります。本記事では、独立直後は一時的に「個人の信用力(金融機関からの評価)」が低下しやすいという現実をFPが指摘。会社員という「高い与信力」を持っているうちに新築アパート投資で長期ローンを組み、独立後の事業リスクや将来の収入変動をカバーする「安定したインカムゲイン(家賃収入)」を確保しておくメリットと戦略を解説します。

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高所得者が陥る「本業一本足打法」のリスク

外資系金融やコンサルティング、あるいは歩合制のセールス職。厳しい実力主義の世界で結果を出し続け、年収3,000万円という水準に到達された方は、高い能力と絶え間ない努力を重ねてこられたことでしょう。しかし、FPとして多くのご相談を受ける中で少し気になる点があります。それは「現在の高い年収が、この先もずっと続く」という無意識の前提です。


高年収を前提とした生活水準を維持したまま「本業の収入のみ」に依存するリスク(本業一本足打法)とは何でしょうか。収入が減少した際に家計が立ち行かなくなる「落とし穴」を回避し、会社員としての「高い信用力(与信)」がある今だからこそ検討できる、新築アパート投資による強固な「第二の収入源(防波堤)」の備え方について、一緒に考えていきましょう。

 

「年収3,000万円」は永遠ではない。高所得者特有の収入変動リスク

外資系企業や歩合制職種の方の多くは、基本給に加えて業績連動賞与や歩合給の比率が高い報酬体系となっています。好調な市場環境や優れた個人業績があってこその成果であり、市場環境の変化によって収入が数百万円〜千万円単位で変動することも珍しくありません。

 

また、外資系特有のポジションの流動性や、年齢とともに求められる成果のハードルが上がること、役職定年なども考慮すると、収入が「右肩上がりで永遠に続く」とは限らないのが現実です。将来的な独立や起業を考えている場合も、会社を離れた瞬間に個人の信用力(与信)は一時的に大きく低下します。

 

とはいえ、高い年収が数年続くと、家計は少しずつ「その収入」を前提に組み上がっていきます。住宅ローンの返済額、お子さまの教育プラン、日々の暮らしぶり。気づかないうちに、すべてが「現在の年収」を土台にした形になっていきます。この、じわじわと固定化していく生活コストこそが、収入や環境が変化した際に最も大きな影響を受けるポイントなのです。

 

生活水準を落とせないリスクと、貯蓄が減っていくメカニズム

一度上げた生活水準は、所得が下がったからといって簡単には戻すのが困難です。人には、一度手にした生活環境や快適さを手放すことに強い心理的抵抗(行動経済学でいう「ラチェット効果」)を感じる性質があるからです。お子さまの教育費、住まいにかける費用、本業のネットワーク構築に欠かせない交際費など、一度引き上げた生活コストを「今すぐ見直す」のは容易ではありません。

 

そうした状態で、もし本業の収入が一時的に減少したり、独立直後で事業収入が安定しなかったりすると、支出の金額は維持されたまま収入だけが減少することになります。

 

年収3,000万円の頃の暮らしぶりを、仮に年収1,500万円の状態で続けようとすれば、その差額は毎月貯蓄から切り崩すことになります。「まだ十分な貯蓄があるから大丈夫」と考えられる方は多いのですが、支出構造を変えないまま数年が経過すると、その「蓄え」は予想以上のスピードで減っていくものです。

 

解決策…現在の「信用力」があるうちに、本業と切り離された「もう一つの柱」を育てておく

ここで大切にしていただきたいのが、「今」という時間の活用です。年収3,000万円の会社員という実績は、金融機関から見ると非常に高い「信用力(与信)」を意味します。つまり今この瞬間こそが、最も有利な条件で資金を調達できるタイミングなのです。独立後や環境の変化が訪れてからでは、同じ条件で融資を受けることは極めて難しくなります。

 

だからこそ、本業が順調で高い信用力がある今のうちにその与信枠を有効活用し、本業の浮き沈みや将来のキャリア変化に左右されない「もう一つの収入の柱」を育てておくことを強くおすすめします。

 

株式や為替のように価格変動の大きい金融資産ではなく、毎月安定したキャッシュフローを生み出す実物資産への投資が、こうした目的には適しています。本業の状況にかかわらず得られる安定した家賃収入は、将来の独立時のバックボーンとしても、収入変動に対する心強い防波堤となるはずです。

なぜ「新築アパート」なのか?

実物資産投資の中でも、新築アパート投資は多忙なエリート層や将来の独立を見据える方に特に適した特性を持っています。

 

ひとつは、金融機関からの長期融資を受けやすい点です。新築物件は法定耐用年数が長く担保評価が安定しやすいため、高い信用力がある今だからこそ、長期融資をはじめとする有利な融資条件での資金調達が可能です。もうひとつは、運用に過度な手間がかからない点です。中古物件に比べて築浅・新築は突発的な修繕リスクが低く、本業や独立準備に集中しながら並行して資産形成を進められます。

 

もちろん、立地選定や需要の見極め、管理体制に不備があればメリットを最大限に活かすことはできません。開発から入居後運営まで一貫してサポートできる信頼できるパートナーを選ぶことで、お忙しい本業を抱える方でも無理なく、独立後も支えとなる安定した収入の柱を築くことができます。

 

年収3,000万円という現在の評価・信用力は、永遠に保証されたものではありません。だからこそ、最高の評価を得られている「会社員としての今」のうちに、この先の10年、20年、そして次のキャリアを支える盤石な土台づくりを始めてみてはいかがでしょうか。

 

※本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の投資の成果や将来の収益を保証するものではありません。不動産投資には空室や金利変動、価格下落などの各種リスクが伴います。最終的な投資判断はご自身の責任において行ってください。