(※写真はイメージです/PIXTA)
ランチはおにぎり2個…新NISAに全振りし、親友の「結婚式」を断った27歳
「大丈夫、30代のうちに1,800万円の枠を埋めきれば、あとは複利で勝手に増えて楽になれるから」
自分にいい聞かせるように呟くのは、都内で事務職として働くハルカさん(仮名・27歳)です。手取り約23万円から、家賃と最低限の光熱費を除いた「月10万円」とボーナスの全額を新NISAに回し、年間150万円近く投資をしています。
昼食は毎日、家から持参したおにぎり2個だけ。具材やふりかけを買うお金さえ惜しんで、味つけは塩のみという徹底ぶりです。友人からのお洒落なランチの誘いや、連休の旅行計画も、すべて「仕事が忙しいから」と嘘をついて断り続けてきました。
ハルカさんの手元にあるスマートフォンの画面は、半年前に落とした際の衝撃で蜘蛛の巣状に激しく割れています。文字を読むのも一苦労ですが、修理費用の3万円を払うくらいなら、それをS&P500のインデックスファンドに投じたい。その執念が、彼女にバキバキの画面を使い続けさせていました。
「将来、お金に困るくらいなら、今の我慢なんて楽勝」
そう信じて疑わなかったハルカさんですが、高校時代からの親友であるミサキさんから「結婚式の招待」の連絡がきます。
「親友の晴れ舞台を見たいけど、3万円のご祝儀は痛い……それに美容院代やドレス代もかかる。今は1万円だって惜しいのに」
ミサキさんの誘いに、ハルカさんは「本当にごめん、どうしても外せない出張が入っちゃって」と嘘をつき、出席を断りました。将来のために新NISAの枠を最速で埋めることを優先したのです。
「そっか残念。落ち着いたらまた遊ぼうね!」
ミサキさんの返信に罪悪感を覚えながらも、「これで投資額を減らさずに済んだ」と安堵し、節約生活を続けました。