(※写真はイメージです/PIXTA)
1994年の上場時から2026年まで評価額は「約200倍」へ【シミュレーション】
1994年の上場時から2026年までのファーストリテイリングの年足チャート(株式分割を考慮)を株探のサイトで確認すると、なだらかな上昇トレンドを描いていることが確認できます。
1994年7月14日に上場したファーストリテイリングの公募価格は7,200円でしたが、上場初日は初値がつかず、翌日7月15日に14,900円の初値がつきました。
当時の最低単元(国内株式を売買できる最小単位)は1,000株だったため、初値で購入するには、14,900円×1,000株=1,490万円もの投資資金が必要でした。これだけ高額だったことを踏まえると、初値で購入できた投資家はごくわずかだったかもしれません。
なお、上場時の株価14,900円を株式分割を考慮した現在ベースに修正すると、14,900円を43.56で割った約342円になります。
株式分割を踏まえ、2026年2月10日終値時点でのファーストリテイリング株の評価額を算出すると、次のようになります。
【試算結果】
・上場時の株価:約342円(株式分割を考慮)
・株価:68,510円(2026年2月10日終値)
・現在の保有株数:43,560株
・現在の評価額:約29億8,400万円
株価は342円から68,510円へと上昇し、約200倍に成長しました。もし上場直後の初値14,900円で1,000株を購入していた場合、資産は1,490万円から約29億8,400万円へと増加している計算になります。
さらに、ファーストリテイリングは、2026年8月期に1株あたり540円の配当を予定しています。そのため、現在43,560株を保有している場合、配当金だけで年間約2,350万円(税引前)を受け取れることになります。
ファーストリテイリングへの投資から学ぶ「株式投資の本質」
ファーストリテイリングの株式を上場時に購入するには1,490万円もの大金が必要だったことを踏まえると、今回のシミュレーションは現実とはいえないかもしれません。
また、2026年2月10日の終値も68,510円と高水準にあり、現在の売買単位である100株を購入するにも約685万円の投資資金が必要です。これほどの値がさ株(株価水準が高い銘柄のこと)になると、個人投資家が気軽に売買できるレベルではありません。
しかし、主要ネット証券のなかには、通常は100株単位でしか購入できない国内株式を1株から買える「単元未満株」のサービスを提供しているところもあります。単元未満株を利用すれば、1株なら68,510円でファーストリテイリングの株主になることができます。
上場後しばらくは、ユニクロがここまで成長すると信じていた人は多くはなかったでしょう。しかし、2000年のフリースブームや店舗数の増加に気づいたタイミングで「ユニクロの売上はこれからも伸びそう」と判断して投資をしていれば、そこからでも株価は20倍以上に成長しています。
投資の世界で「たられば」は禁物です。
しかし、流行っているお店や、CMでよく目にする企業を見つけたら、「この会社は上場しているか」「株価はいくらか」をチェックするのも面白いでしょう。そのなかに、“第二のユニクロ”になるような大化け銘柄が眠っているかもしれません。
ファイナンシャルプランナー
近藤 章仁
〈出典〉
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