(※写真はイメージです/PIXTA)
ユニクロが「グローバルブランド」に成長するまでの歩み
ミラノ・コルティナ冬季五輪の開会式で、スウェーデン代表が「ユニクロ」のロゴ入り公式ウェアを着用したことが話題となりました。ユニクロは、同国代表とパートナーシップ契約を締結しており、夏季五輪を含め4大会連続で公式ウェアを提供しています。
そのユニクロを運営しているのが「株式会社ファーストリテイリング」で、傘下に「株式会社ユニクロ」や「株式会社ジーユー」などを持ち、それぞれのブランド名で店舗を展開しています。
創業時の社名は「小郡商事」で、1946年に山口県で創業。1949年に紳士服店として営業を開始し、徐々に事業規模を拡大。1984年には広島市にユニクロ1号店をオープンしました。
その後、1991年に現在の社名のファーストリテイリングに変更し、いまや海外売上比率が約60%となるグローバルブランドへと成長しました。
そのファーストリテイリング(銘柄コード:9983)は、1994年7月に広島証券取引所(2000年3月廃止)に上場し、その後東京証券取引所二部(当時)を経て、1999年7月に東京証券取引所一部(当時)へと指定替えとなりました。現在は、東証プライム市場に上場し、日経平均株価を構成する代表的な大型株となっています。
2000年にフリースブームが起こり、その後も「ヒートテック」や「エアリズム」、「感動ジャケット」などの大ヒット商品を生み出してきたユニクロ。
もし上場時に株式を購入していたら、現在の資産はいくらになっているのでしょうか?
計7回の株式分割で保有株は「43.56倍」へ増加
資産額のシミュレーションの前に、「株式分割」について触れておきます。
株式分割とは、すでに発行されている株式を一定の割合で分割し、発行済株式総数を増やすことを指します。分割時点での企業の資産価値は変わらないため、株価は分割比率に応じて調整されます。たとえば、「1対2」の株式分割が行われた場合、株価は2分の1になります。
株価が低くなることで買いやすくなるため、株主数の増加や、売買の活性化につながる効果も期待されます。
ユニクロを運営するファーストリテイリングは、1994年の上場以降、これまで計7回の株式分割を実施しています。仮に上場時に最低単元の1,000株を保有していた場合、現在は43,560株を保有している計算になります。
■ファーストリテイリングの「分割比率」と「保有株の変化」
・1994年「1株→1.5株」:1,500株
・1995年 「1株→2株」:3,000株
・1996年 「1株→1.1株」:3,300株
・1997年 「1株→1.1株」:3,630株
・2000年 「1株→2株」:7,260株
・2002年 「1株→2株」:14,520株
・2023年 「1株→3株」:43,560株
続いて、ファーストリテイリングの株価の推移を確認します。