上司と次席のメンバーだけが話し、他のメンバーは沈黙 。そんな「上の人だけが話して終わる会議」、職場で起きていませんか? 実は、会議の「進め方」こそが、指示待ちの部下を育てている元凶かもしれません。本記事では、尾澤まりこ氏の著書『1ON1に悩む管理職必須スキル コーチング思考』(ごきげんビジネス出版)より、会議の質を格段に変え、部下の主体性を引き出す「コーチング思考」の活用法を解説します。
「上の人だけ話して、気がついたら、会議がおわってました」…部下を置いてけぼりにする上司が“もっていない”能力 (※写真はイメージです/PIXTA)

コーチング思考を習慣化しているリーダーのもとで育つ部下

では、パターン2のコーチング思考を習慣化しているリーダーのもとでは、どのようなチームメンバーが育つでしょうか?

 

●自分で考えられる。

●自分で考えたことを周囲と協力しながら進められる。

●自分で考えることは、とても楽しい。

 

このようなループを回していけます。コーチング思考を使用することで、会議でのチームメンバーの参加は積極的で創造的になり、チーム全体の目標設定の明確化や問題解決の視野を広げられます。メンバーは自分たちのアイデアを提案し、自分たちで解決策を見つけられるようになるでしょう。

 

コーチング思考のアプローチは、チームの自己責任感を高め、成果を向上させるのに役立ちます。チームメンバー間では、他責でなく自責の考えが醸成されていきます。チームの結束力も高まっていくことでしょう。そのようなチーム、あなたももちたくありませんか?

 

●まとめ

コーチング思考を会議の場でも活用しましょう。

 

 

尾澤 まりこ

合同会社ミライの芽 代表

 

※本記事は『1ON1に悩む管理職必須スキル コーチング思考』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。