魚は美容と健康の味方!DHA・EPAの効果とおいしく食べるコツ【管理栄養士/美容アドバイザー豊田愛魅さん監修】

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魚は美容と健康の味方!DHA・EPAの効果とおいしく食べるコツ【管理栄養士/美容アドバイザー豊田愛魅さん監修】
(※画像はイメージです/PIXTA)

「健康的に美しくなりたい」「ダイエットしながら肌もキレイに保ちたい」そんな方にこそ取り入れてほしいのが、美容と健康を同時に叶える食材「魚」です。今回は、テレビや雑誌など多数のメディアで活躍中の管理栄養士であり美容アドバイザーの豊田愛魅さんにインタビュー。美容・健康分野が専門の豊田さんに、魚の美容効果や簡単でおいしい食べ方などを教えていただきました。

魚の種類によって違う?白身魚と赤身魚、それぞれの美容メリット

魚とひと口にいっても、種類によって含まれる栄養素や体への働きは異なります。特に美容や健康を意識するなら、白身魚と赤身魚の特徴を知っておくと食事選びの参考になります。

 

白身魚(タラ、カレイ、タイなど)

 

脂肪が少なく、消化しやすいのが特長。高タンパクで胃腸にやさしく、夏バテ時や体調が優れないときにもぴったりです。

 

赤身魚(マグロ、カツオ、ブリなど)

 

鉄分やDHA・EPAを豊富に含み、血行促進や代謝アップに効果的。特に青魚は、血液をサラサラにし、肌のくすみやむくみ対策にもおすすめです。

1日1回を目標に魚を食べよう

美容や健康のためには、肉と魚をバランスよく取り入れるのが理想です。しかし、特に美肌や代謝を意識するなら、魚を「毎日1回」食べる習慣を持つのがおすすめです。

 

魚には、肌や髪の材料となる良質なタンパク質だけでなく、DHAやEPAといった肌の調子を整える不飽和脂肪酸も含まれており、まさに“食べる美容ケア”といえる食材です。

 

食べる量の目安は「手のひらサイズ」

1回の食事で必要なタンパク質量は、手のひら1枚分の大きさを目安にしましょう。魚でも肉でも同様です。たとえば、私は朝に卵や納豆を食べ、昼と夜に肉または魚を交互に摂るようにしています。こうしたルーティンを決めておくことで、無理なく栄養バランスを保つことができます。

 

DHA・EPAを効率よく摂るなら「刺身」がおすすめ

 

DHAやEPAは油に溶ける性質があり、加熱調理によって一部が流出してしまいます。そのため、最も効率よく摂取できるのは刺身などの“生食”です。とはいえ、焼き魚や煮魚でも約80%は成分が残るとされており、揚げ物でも約50%は摂取可能です。あまり神経質にならず、好きな調理法でおいしく魚を取り入れることが大切です。

 

酸化対策も忘れずに

 

DHA・EPAは酸化しやすいため、抗酸化作用のある食材と組み合わせるのがおすすめです。たとえば、ごまやレモン汁、オリーブオイルなどと合わせることで、体内での酸化を抑える効果が期待できます。飲み物に緑茶(カテキン豊富)を選ぶのも、簡単に抗酸化対策ができる賢い工夫です。

 

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※本稿は、健康、食、暮らしをテーマに、専門家による「すぐに役立つ」情報を届けるサイト『AUX Magazine』からの転載記事です。