(※写真はイメージです/PIXTA)
自己対話には「孤独な環境」と「手書きのメモ」が効く
自己対話するおすすめの方法を、環境とアウトプットに分けて紹介します。
環境
会社員として忙しい毎日を過ごしていると、自己対話する時間的制約もあると思います。そこで、おすすめは孤独な環境を用意することです。
「選んだ孤独はよい孤独」というフランスのことわざがあります。私は孤立を経験したので実感しました。孤立は選べませんが、孤独は選べます。私の体験もフランスのことわざどおりでした。
私は無職のときに孤独を求めて山梨県富士吉田市へ行きました。富士吉田市では目のまえに富士山を拝むことができます。家族やいつもいる場所から離れ、自分のことを誰も知らない場所へ行きました。富士山を目のまえにし、これからどうするか? 何がしたいか?と自分と向き合いました。
孤独な環境にいるとき、自分と多く話をします。すると、心の奥にしまい込んでいた古い記憶が蘇ってくるのです。孤独な時間のなかでこそ、本当の自分の心の声が聞こえてきた気がします。
近年はリトリート※も流行っています。あなたも日常から距離を置き、意識的に立ち止まり、孤独な環境を用意してはいかがでしょうか。
アウトプット
アウトプットは、日記やノートに書くこととスマホのメモを活用しました。日記やノートは手書きがおすすめです。思いついたことを一旦書き出し、あとから「複業の目的言語化シート」を使って言葉を整えていきましょう。
スマホは通勤の移動中に活躍しました。複業の目的を考えるようになると、移動中など歩いているときに言葉が降りてくる瞬間があります。そういうときはスマホです。音声入力できるアプリが活躍して言語化に役立ってくれました。
日記やノートは誰に読まれるわけでもないため、思いのまま書けます。私の場合、複業の目的を2021年から思いのまま書きはじめました。書きはじめた当初は「世のため人のために働く」と、いま思えば抽象的な言葉でスタートしました。