経済的に自立し、早期リタイアする「FIRE」は、多くの会社員にとって憧れかもしれません。職を手放すことにより、自由な時間をたくさん手に入れられるでしょう。しかし、長年勤めてきた人がなんとなく想像する「無職」と、50代で本当に経験した人の「無職」は乖離があるようです。そこには、想像を絶する恐ろしさがありました――。本記事では、竹本和広氏の著書『自分らしく生きる定年後の仕事 50代の働き方は「複業」で変わる!』(ごきげんビジネス出版)より、50代で考えるライフプランについて解説します。
55歳で無職になった通信会社・元執行役員の男性が断言…「FIRE」は、ただの“地獄”への片道切符 (※写真はイメージです/PIXTA)

多くの人が50代を後悔する理由

人生のおわりを、どのように迎えたいですか? ライフプランを考えるうえで、80歳の先、人生のおわりから逆算してみてはいかがでしょうか。

 

50代からは、後悔しない時間の使い方が非常に大切だと感じています。やり残したことはありませんか? あなたと一緒に、後悔しない人生を送れたらうれしく思います。

 

【50代を後悔してる理由ベスト10】

1:定年後の人生設計をしておくべきだった

2:モチベーションがどうしても湧かなくなってしまった

3:組織の名前でないアイデンティティを確立できていなかった

4:地域デビュー、妻と旅行等、趣味は暇つぶしにしかならなかった

5:「働かないオジサン(オバサン)」になってしまった

6:思考停止という生活習慣病になってしまった

7:退職金・年金があまりに少なくてシュンとなってしまった

8:低い条件の定年再雇用に甘んじてしまった

9:もっとやりたいことにチャレンジすれば良かった

10:自分の可能性を過小評価していた

 

※1万人の調査結果

出典:「50代 後悔しない働き方」(大塚寿、青春出版社)

 

 

竹本 和広

セカンドキャリアコーチ

株式会社ライフシフトラボ 複業トレーナー

 

※本記事は『自分らしく生きる定年後の仕事 50代の働き方は「複業」で変わる!』(ごきげんビジネス出版)の一部を抜粋し、THE GOLD ONLINE編集部が本文を一部改変しております。