(※画像はイメージです/PIXTA)

今回の主役は、一般的には冬野菜のイメージが強い大根。しかも大根おろしで食べることで、夏のカラダに絶大なパワーを発揮するのだそうです。そんな大根おろしの健康効果について教えてくださったのが、管理栄養士の篠原絵里佳先生。お疲れ気味の夏こそ大根おろしがいい理由とは? 健康効果をより発揮するためのおろし方とは? 夏の元気の味方、大根おろしのヒミツをお届けします!

夏バテに「大根おろし」がいいワケ

大根おにおろしが乗った豚しゃぶサラダ
大根おにおろしが乗った豚しゃぶサラダ

 

消化力が落ちる夏に取り入れたい食材の1つが大根です。その理由は大根に含まれる「消化酵素」にあります。

 

・糖質を分解する「ジアスターゼ」

・タンパク質を分解する「プロテアーゼ」

・脂質を分解する「リパーゼ」

 

上記の3種の消化酵素が揃っている食材は他ではなかなかありません。さらに大根の辛味成分であるイソチオシアネートは、優れた殺菌作用を持ちます。

 

これらの酵素は大根の細胞壁を壊すことで活性化します。ですからそのまま食べるよりは、大根おろしのようにできるだけ細かく細胞を壊す方がたくさんの酵素を摂取できるのです。

大根は皮ごとおろすと栄養分アップ!

カットされた大根と大根おろし
カットされた大根と大根おろし

 

一般的に野菜の栄養成分は皮と実の間に多く含まれています。大根の場合は、糖質の消化酵素であるジアスターゼが皮の近くに多いので、できるだけ皮ごとおろすことがおすすめです。辛い大根おろしが苦手な人は、皮をむくと辛さが少し和らぎます。

 

また、大根の辛味成分であるイソチオシアネートは尻尾の方ほど多く含まれているので、やはり辛さが苦手な方はできるだけ大根の葉に近い部分をおろしてください。

「鬼おろし」ならおいしくて酵素もたっぷり

普通の大根おろしと鬼おろしの比較
普通の大根おろしと鬼おろしの比較

 

一般的なおろし金で作る「大根おろし」は、細かくおろせる分たくさんの水分が出てしまい、そこには酵素やビタミンCなども含まれています。料理で使う場合は絞って水分を捨ててしまうことも多いのでもったいないですよね。もちろん水分も一緒に飲めばいいのですが、辛さが強い場合などはちょっと大変。

 

そこでオススメなのが「鬼おろし」と呼ばれる荒いおろし方。これなら水分の流出が少なく大根の栄養分を丸ごと摂取できますし、細かいおろし方に比べて辛味も控えめ。ザクザクした食感もおいしく、咀嚼することで旨味がアップして消化も促されます。

 

ザクザク!ステンレスおにおろし
ザクザク!ステンレスおにおろし

 

この荒い大根おろしを簡単に作れるアイテムがオークスの「ザクザク!ステンレスおにおろし」。滑り止めが付いているのでボールや器の上でもおろし金が動きにくく、安全におろすことができます。

 

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※本稿は、健康、食、暮らしをテーマに、専門家による「すぐに役立つ」情報を届けるサイト『AUX Magazine』からの転載記事です。