やせているのに糖尿病?タンパク質を増やし、筋肉量アップを目指す

健康診断の当日。健診は午後からで、案内にあったとおり朝食を7時までに済ませて、指定時間にクリニックに向かった。問診票にも、朝食を食べたことを記載した。その日の朝食も、普段どおりにデニッシュとコーヒーだ。朝なんて食欲がないから、大した量は食べていない。

そして、いつものように身体測定やら血圧検査、採血、尿検査、大嫌いなバリウムを飲んでX線検査も受けた。そして、いつものようにB判定が1つ2つあっても、それ以外はA判定だと思っていた。しかし、「糖代謝検査」の判定欄には確かに「C」と書かれていた。

糖代謝ということは、「糖尿病」の疑いがあるということなのだろう。でも、糖尿病はたくさん食べたり、太っていたりする人がなる病気のはず。夫ならわかるけれど、私が「糖尿病」であるはずがない。症状だってないし。だから、この疑惑を晴らすために、私は「糖尿病外来」を訪れている。

受診は午前中。血液検査のために前日は21時までに夕食を済ませ、朝食は抜いてくるように言われたので、その指示に従った。そして最初に計測と血液検査、尿検査が行われた。

「横田みずほさん、診察室にお入りください」

「はい。失礼いたします」