(※写真はイメージです/PIXTA)

不動産の購入は高額のためローンを利用する人が多いですが、不動産投資ローンと住宅ローンの両方を利用することはできるのでしょうか。これらのローンは両立できますが、両者の違いや利用条件を理解しておくことが重要です。どちらのローンもそれぞれの目的に合わせた審査や金利が設定されており、借入時には慎重に計画を立てる必要があります。本コラムでは、不動産投資ローンと住宅ローンのどちらから先に利用するべきか、また、住宅ローンを利用して不動産投資を行う不正利用のリスクについても詳しく説明します。

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不動産投資ローンと住宅ローンはどちらから先に利用するべき?

結論から言うと、不動産投資ローンと住宅ローンどちらを先に利用するべきかについて、正解はありません。

 

「まず不動産投資ローンを利用し、その後に住宅ローンを組んでマイホームを購入するのがおすすめ」といった情報もありますが、実際には、一人ひとりの状況によって最適な順番は異なります。現在の年齢や家族構成、家計の貯蓄状況、今後のライフプランなどを踏まえて、どちらから先に購入するべきかの優先順位を判断する必要があります。そのため、一概にどちらが先のほうがいいと断言することはできません。

 

また、自分がどれくらいの借入ができるかの目安や、借入後の毎月返済金額がいくらくらいになるか、投資用物件の購入と自宅の購入でそれぞれ初期費用がどのくらい必要になるのかなどの事前確認も行った上で、優先順位を決めて計画性を持って進めるということも重要です。

不動産投資ローンと住宅ローンの両立は可能

(画像:PIXTA)
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不動産投資ローンと住宅ローンを両立することは可能です。しかし、金融機関は融資判断をする際に申込者の借入状況を確認します。そのため、互いのローンが審査に影響を及ぼします。

 

両方のローンを利用することを視野に入れたうえで、一つずつ不動産購入を進めていくには、安定した収入源や返済計画をしっかりと示すことや計画性を持って進めていくことが重要です。

 

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