(※写真はイメージです/PIXTA)

少ない自己資金で始められることから注目を集めている「アパート経営」という投資。年収700万円以上、自己資金300万円でスタートできるハードルの低さは魅力的ですが、実際にどのような形で運用しているのか、イメージが湧かない人も多いのではないでしょうか。今回は東証プライム上場企業で勤務しつつ、実際にケイアイスター不動産のアパートを所有しているT氏(30代後半、年収1100万円)に、どのようなアパート経営をしているのか、実情を聞きました。

物件探しは納得できる土地が出るのを待つだけ

――経営されるアパートはどのように探したのでしょう?

 

T氏:面倒くさがりなのでケイアイスター不動産さんにすべてお任せしました。希望条件を伝えたら、あとは納得できる物件を紹介してもらえるのを待っていただけです。動けばいろいろな情報が入ってきますが、人によって見方が異なるので、情報を聞けば聞くほど自分の価値観がぶれてしまうリスクがあります。ですから一度「この会社に任せよう」と判断したのであれば、その会社の中からいい物件を選ぶのがよいと思いました。

 

――ケイアイスター不動産でアパートを購入されていますが、どのような部分が他社と比べて魅力的だったのでしょうか?

 

T氏:やはり土地の価値だと思います。他社の物件と比較しても、土地の形状や立地がしっかり考慮されている点が魅力的でした。資産としての価値を重視し、将来的な安定性を期待できると考えました。場所がよくて土地がよければ、そのぶんリスクも減っていきます。同じ価格、同じ利回りで比べたときに、どちらがよい物件なのかと考えると、自信を持ってケイアイスター不動産さんの物件のほうがいいなと思えました。

 

――土地以外の優位性を挙げるならどのような部分でしょうか。

 

T氏:デザイン性と間取りですね。ケイアイスター不動産さんでは、戸数稼ぎの狭小物件を作っていないとのことで、よい物件の中から選択できました。すべて20平米以上、1K6畳以上は確保していて、かつ収納も必ず設置されていました。また、全棟違うデザインなので特別感を感じました。さらにケイアイスター不動産さんは自社施工、自社販売なので、余計なコストや仲介手数料がかからないことも大きなポイントだと思います。

年間130万円の収入に

――では、実際に経営されているアパートについて教えてください。

 

T氏:埼玉県内で乗客数が約5万人ほどの駅から徒歩10分の物件です。1LDKと1Kの部屋が混在しています。角地ではありませんが、二方向の道路に面しています。デメリットとしては、踏切が近いので多少は線路の音が聞こえてくることですね。購入額は約1億600万円で、利回りが6.5%です。融資が100%下りて、自己資金は300万円もかからなかったです。

 

――1年近く経営されてみて、どのような手応えがありましたか?

 

T氏:新築ということもあってまだ退去された方がいらっしゃらず、空室は1部屋も出ていません。もちろん何かの理由で空室が2部屋、3部屋出てしまう可能性もありますが、トータルで見て損失が出るような物件でなければ心配はいらないと思っています。入居者はほとんどが独身の社会人の方ですね。今は特にやることがないので、毎月決まった賃料が振り込まれるのを見ているだけです(笑)。ローンが通れば、来年ぐらいにはもう一棟購入しようかと考えています。

 

――毎月どのぐらいの収入と支出があるのでしょう?

 

T氏:収入は57万円ほどで、ローンの返済とランニングコストを差し引いて約16万円が手元に残っています。年間で見ると約190万円のプラスですね。税金や火災保険などの諸経費を引くとそこまではいかないと思いますが、単純な差し引きで見るとそのぐらいの収入が入っている状態です。

 

――改めて、アパート経営という投資を選択した感想を教えてください。

 

T氏:住宅ローンを持ったうえでのアパート購入でしたが、さほどアパートローンに大きな影響を及ぼさないと感じました。むしろ毎月手元に残る家賃収入で住宅ローンも賄えるなと思いました。手間をかけずに資産形成できるのがアパート経営の魅力だと思います。