血糖値は「糖尿病レベル」…“紹介状”を出された坂田さん

近所の内科クリニックで検査結果について相談すると、「OGTT」という経口ブドウ糖負荷試験を受ける予約を入れるように言われた。

検査日までの2週間は血糖値を上げないように徹底的に食事から糖質を抜いた。ご飯、パン、麺などの主食は食べず、お菓子類、朝食のビネガードリンクもやめて、水かお茶にした。

そして、検査に臨んだ結果がこの封書というわけだ。通称“紹介状”だが、正式名称は「診療情報提供書」ということをネットで調べて初めて知った。

経口ブドウ糖負荷試験は、10〜14時間の絶食のあとに75gのブドウ糖を含む液体を飲んで、2時間後までの血中ブドウ糖濃度、つまり血糖値を2時間にわたって測定する検査。この結果が、糖尿病の診断の1つの基準になる。

私の結果は、ブドウ糖液の摂取前が114、摂取30分後が186、摂取1時間後が215、摂取2時間後が217。ヘモグロビンA1cは6.2%だった。2時間後の血糖値が200を超えると、「糖尿病」と診断されるのだそう。

「検査前にしっかり糖質を控えてもこの結果なので、早々に治療が必要でしょう。“紹介状”をお渡ししますから、早めに糖尿病の専門医に診てもらってください」

クリニックの医師から放たれた言葉は、想像以上に私の心を重くした。