(※写真はイメージです/PIXTA)

投資への関心が高まっている現在、少ない自己資金で始められる「アパート経営」が注目を集めています。1棟アパートを購入する必要があるためハードルが高く見られがちですが、実は年収700万円以上の安定した仕事に就いており、自己資金300万円程度を用意できれば始められる可能性があります。サラリーマンでも比較的手を出しやすい投資のひとつと言えるでしょう。ケイアイスター不動産「アパート事業部」部長の戸塚さんと「コンサルティング営業課」課長の藤井さんに、今後のアパート経営の見通しや可能性について聞きました。

「これからは波風しか立たない」それでもアパート経営を楽しめるワケ

――中長期的な視点で、あえて不安要素を挙げるなら?

 

中長期でいうと、やはり人口減ですね。また、職人の数も減る一方なので、建築費は今よりも高くなっていくでしょう。人口減によって借り手も減っていくので、より差別化をしていかなければいけない時代が来ると思います。ですから、今アパートを買われている方々は、数年後に差別化ができていないと新しい物件に負け、家賃を下げざるを得ない事態になりかねません。そうならないようにするためには、今から差別化のための知識や経験、コミュニティー、ネットワークなどの武器を磨いておく必要があるでしょう。それができれば、リスクにも耐えられると思います。

 

個人的には「面白い時代に入ったな」と考えています。もちろん金利上昇など、さまざまなリスクもありますが、それすらも楽しみながらアパートを経営することができたら、とても楽しい投資ライフになりそうな気がしますね。

 

これまではまったく波風が立たなかった20年でしたが、これからは波風しか立たないわけです(笑)。ですが、天気予報と同じで、予測ができれば怖くない。そうした予測を事前にしてくれる会社や担当者と一緒に経営していければ、それほど不安に感じる必要はないと思いますので、スリルも楽しみながら、困難を乗り越えていければと思っています。