耐震基準と耐震等級の違いとは?
耐震基準と似た制度として、耐震等級があります。
耐震等級とは、住宅品質確保促進法が定める住宅性能表示制度であり、地震に対する強度を表すものです。この認定を受けるかどうかは任意であり、必ずしも認定を受ける必要はありません。
耐震等級は、2000年基準を満たしていることを認定する耐震等級1から、2000年基準の1.5倍の地震に耐えられることを認定する耐震等級3までの3段階があります。

前述したように、熊本地震では2000年基準を満たしている木造住宅でも2.2%が倒壊しており、耐震基準はあくまで「最低限の基準」といえます。
そのため不動産投資にあたっては、耐震基準に加えて耐震等級を取得している物件を選ぶことや、地盤の強い地域を選ぶなど、複合的な観点から地震に備える姿勢が大切です。
