多くの人にとって、人生で一番高い買い物となるマイホーム。だからこそ、こだわりをたくさん詰め込んだものにしたいと考えるでしょう。しかし、ほとんどの人にとって「家づくり」は初体験。すべてが満足ということは珍しいことなのかもしれません。
取り返しのつかないことをしてしまった…〈月収38万円〉35歳サラリーマン、〈6,500万円〉で新築一戸建て実現も、引越し初日に感じた大後悔「何かの間違いでは」 (※写真はイメージです/PIXTA)

住宅ロー返済月15万円…こだわりの詰まったマイホーム

――完成した我が家をみたときは、感動しました

 

斉藤大輝さん(仮名・37歳)。念願のマイホームを実現し、同い年で共働きの妻と、小学生になる長男、保育園に通う次男の4人暮らしです。

 

マイホーム実現へと動き出したきっかけは、次男の誕生。元気な子どもふたり。賃貸ではやっぱり声が気になる。また長男の小学校入学前に、落ち着きたいという気持ちがありました。

 

【マイホームを「一軒家」にした理由】

1位:隣との距離がある(上下階がない)ため騒音・気遣いが減る…47%

2位:一戸建てが好き(マンションの選択肢が元々ない)…45%

3位:庭がほしい…42%

4位:土地が資産になる…36%

5位:部屋数・広さがほしい(家族が増える、二世帯住宅など)…36%

※出所:株式会社トナリスク『一軒家を購入した理由についての調査』

 

マイホームは、私鉄駅から徒歩20分。130平米の土地にフリープランで戸建てを建てました。土地代や建設費等合わせて6,500万円。5000万円は住宅ローンを利用し、月々の返済は15万円ほど。月38万円ほどだという斉藤さんの給与だけ考えると大きなローン負担ですが、夫婦共働きなら大丈夫と決断をしました

 

――返済は30年。今のところ、夫婦共働きでやっているので、ローン負担はそれほどではないですね。繰上げ返済をしていって、60歳前には返し終えるのが目標です

 

こだわりのつまったマイホーム。ポイントのひとつはウッドデッキ。天気のいい日は家族でバーベキュー……そんな休日を夢見て設置しました。台所に立つことが多い奥さんのリクエストで、台所収納にもこだわりを詰め込んだ結果、当初の予算よりも500万円ほどオーバーしてしまったとか。

 

――マイホームはこだわりだしたら、きりがないですよね、。工務店の人も、たいていの人は予算オーバーしますよといっていました。プラス500万円でとどまってよかったと思います

 

しかし、後悔がないというとウソになります。