
営業から企画職へ…ジョブチェンジして気づいた本音
3社目にして初めての上場企業で、しかも念願の企画職。働き始めてみると、良いことも悪いことも、いろいろなことがわかってきます。いきなりですが、実際に経験してわかった「転職できて良かったこと」シリーズ。
1.なんといっても「仕組み化された労働時間」
残業は基本的になく、定時の18時になるとみんな続々と帰り始めるため「自分だけ帰りづらいなぁ……」という後ろめたさもなく、すんなりと退勤できました。仮に残業しても、さすがの労務管理。21時には社内システムやPCの電源が強制的に落ちてしまうので、これまでのような終電帰りは、やりたくてもできません。
有給や福利厚生も形骸化せず、誰でも気軽に使いやすい環境ができていて、心と身体を健やかに保つ仕組みが完備されていたことが、本当にありがたかったです。
2.地味にうれしかった「会社から出ない働き方」
働き始めてから初の内勤になり、雨の日も雪の日も、酷暑の日も寒さに凍える日も、いつでも快適に温度調整された室内で働ける幸せを初めて味わいました……。
外回りの営業時代は、雪道を初心者マークで必死に運転して客先へ向かったり、炎天下の日にお客様を外で何時間も待ち続けたり、台風の日に駅からタクシーが捕まらず暴風雨でびしょびしょに濡れながら商談に向かったり。文字にするとささいなことですが、思えばわたしにとってはこの「不安定な環境」がとってもストレスでした。「天候や交通情報をつねに気にしなくていい」というのはこんなに楽なのか!と本当に感動してしまいました。
3.やっぱり面白かった「企画」の仕事
新しい仕事は、自社のウェブサービスの営業企画。簡単にいうと「営業マンの売上をあの手この手でアップさせる参謀役」のような役割です。このサービスの営業戦略を考えて起案し、稟議が通った施策を実現するシステムやマニュアルを整え、営業マンたちに施策を実行して数字を上げてもらう……というのがミッションでした。
このための「じっくり考え、アイディアを生み出す時間」がまあ楽しいこと!入社後すぐにわたしの出したアイディアが採用され、低コストで社内システムの改善ができたときなどは、すごく楽しかった&うれしかったです。
4.営業時代より基本給アップ!
未経験職種だし給料は下がるよね……と思いきや、さすが大手&IT業界。実は基本給もアップしました。ってことはボーナスも上がるというわけで。もちろん残業がないので残業代や、営業時代のようなインセンティブはないけど「快適な室内で残業もせず、業務も楽しんでるのに、こんなにもらっていいの!?」と思ってしまうくらい、わたしには十分な金額がもらえていました。
……と、職場を変えただけで本当にいろんな発見がありました。確信したのは、自分にとって「刺激が少なく、考えごとに集中できる環境で、頭を働かせて自由に発想すること」が超楽しいこと。さらに、そうやって頑張りすぎずに楽しく働いていても、意外と評価や報酬としても返ってくるのか!と驚いたのです。