
限界突破で「もう無理」…モラハラ妻との決別を決意
深夜残業でヘトヘトで帰宅してきたところ、自宅のあまりの惨状に圭介さんは呆然とするとともに、これまで抑えてきた怒りがこみ上げてきました。そして翌朝、昨夜の惨状の理由を問いただしたといいます。
すると烈火のごとくまくし立てる妻。
――こちらは幼稚園のクリスマス会の準備で忙しかった
――大した稼ぎもないくせに偉そうな口を叩くな
――給与も安い、子育てにも非協力的、あんたなんてなんの存在価値もない
これまでさまざまな罵声を浴びてきた圭介さんですが「なんの存在価値もない」というひと言に、完全に心の折れる音がしたといいます。これ以上、夫婦関係を続けるのは無理だと悟りました。そして、正月早々に離婚を切り出し、話し合いを継続しているといいます。
――妻はまさか離婚を切り出されるとは思っていなかったようで、泣いて謝ってきましたがもう無理。あのような人間に親権を渡すこともできないので、争うつもりです
厚生労働省の調査によると、2023年には、婚姻件数が約50万件、離婚件数は約18万件に達し、これに基づく離婚率は約36%とされています。離婚理由は男女で多少異なりますが、男女ともに3~4割が「性格の不一致」でトップ。圭介さんのようにモラハラ含む「精神的虐待」は、女性が3割弱、男性が1割強となっています。
【離婚理由】
■女性の離婚理由
・性格の不一致…33.0%
・精神的虐待…27.3%
・異性関係(相手)… 21.1%
・その他…14.1%
・暴力… 11.6%
■男性の離婚理由
・性格の不一致…37.2%
・精神的虐待…14.0%
・その他…13.5%
・異性関係(自分)…9.8%
・異性関係(相手)…9.8%
[参考資料]