一生、添い遂げようと結婚するものの、誰もがその約束を果たせるわけではありません。一見、幸せそうな家族であっても、人からはわからない事情があるもの。別れを決意するきっかけも夫婦それぞれのようです。
心の折れる音がしました…月収45万円・42歳サラリーマン、24時の帰宅で目撃した「まさかの光景」、妻が言い放った「唖然のひと言」 (※写真はイメージです/PIXTA)

専業主婦の夫、家事も積極的だったが…

田中圭介さん(仮名・42歳)。専業主婦の妻(37歳)と、幼稚園に通う息子(5歳)。5年前には新築マンションを購入し、はたから見れば幸せ家族そのものです。しかし、実際は違うといいます。

 

――妻は気性が荒く、機嫌が悪いときは特に言葉遣いが……

 

以前はそれほど気にならなかった性格ですが、子どもが生まれてからは子育てのストレスもあるのでしょう。今のように言葉が荒くなったといいます。

 

長男が生まれたときに「なんで私ばかり、こんなに大変なの!」とヒステリーを起こしてからは、できるだけ家事を分担。平日は朝食の用意と洗濯物を、休みの日は食事と掃除(掃除機をかける)、洗濯物の片付けを圭介さんが担当しています。夫の家事分担の定番、ゴミ出しや浴室の掃除も圭介さんがやっています。

 

【夫婦の家事分担】

■女性

・料理…88.7%

・買い物…79.2%

・キッチンの掃除…77.6%

・洗濯物を洗う…74.6%

・部屋の片付け…74.0%

■男性

・ゴミ出し…77.1%

・食器洗い…62.3%

・食器の片付け…59.9%

・洗濯物を干し…57.7%

・浴室の掃除…56.0%

※出所:株式会社一条工務店『共働き夫婦の家事シェアに関する意識調査2024』

 

それでも子育ての中心は、どうしても妻にまかせることになります。すると「あなたはいいわよね、外に出かけて楽しそうに」とぐちぐちいわれたり、家事のやり方が気に食わないのか「本当に役に立たないわね」と捨て台詞を吐かれたり。「XXさんの旦那さんはスゴイのに……」と比較されることも。

 

――いわゆるモラハラってやつですよね、これ。正直、妻との関係は終わっています

 

子どもがいるから、家族でいられる……しかし年末で多忙を極める時期に事件は起きました。その日、残業で帰宅が24時近くになった圭介さん。家族はすでに寝ているだろうからと、そっと玄関を開け、そしてリビングへ。明かりをつけると、衝撃的な光景が広がっていました。

 

玩具は遊んだまま片付けておらず、食卓のうえには食べ終わった皿などがそのまま。そんななか、ソファーには「これはあなたの役目」といわんばかりに、取り込んだ洗濯物が投げ捨てられています。一瞬、「もしかして、事件か何かに巻き込まれたのでは」と急いで寝室にいくと、しっかりと寝息を立てる妻と子がいたといいます。