年収1,470万円のパワーカップル、8,000万円の新築マンション購入を検討
佐藤大祐さん(仮名・39歳)・友美さん(仮名・37歳)夫婦。子どもは男の子がふたり。上の子が小学校に入学する前にマイホームを実現したいと奮闘していました。
大手メーカーに勤務する大祐さんの月収は47万円、年収は770万円ほど。都内IT会社で働く友美さんの月収は42万円、年収は700万円ほど。世帯年収は1,470万円と、いわゆるパワーカップルといわれるふたりです。
昨今、億を超えることも珍しくないタワマンの主要購入層となっているパワーカップル。その定義はまちまちですが、よくいわれているのが夫婦双方とも年収700万円以上、世帯年収1,400万円以上の高所得夫婦、というもの。1馬力では無理でも、2馬力なら億ションも買える、というわけです。
夫婦が狙っているのは、東京近郊の駅チカマンション、4LDKで価格は8,000万円というもの。2,000万円ほど頭金を入れ、6,000万円ほどを借り入れる予定だったとか。
仮に6,000万円を借り入れ、返済方式は元利均等、金利は0.5%、返済期間は30年とすると、返済総額は6,462万4,757円で、車1台分ほどの利子がかかり、毎月の返済額は17万9,513円となります。もちろん、途中で金利が上昇すると、返済額もアップすることは忘れてはなりません。
パワーカップルに限らず、共働き夫婦の増加で、ペアローンを選ぶケースが増えています。住宅金融支援機構『住宅ローン利用者調査(2024年4月調査)』によると、ペアローンを利用した割合は22.8%。5件に1件以上が夫婦2馬力でマイホームを実現しています。
また、TRUSTART株式会社によるローン利用動向調査によると、東京23区における2014〜2024年のマンション購入時のペアローン利用率は10年で3倍にもなったといいます。今や夫婦が力を合わせてマイホームを実現することは珍しいことではないのです。
しかし佐藤さん夫婦は、大祐さん単独でローンを利用する予定だったといいます。
――俺が世帯主なんだから、俺だけがローンを組めばいい話と……よくわからないところで、「俺が主」と言い張るんですよね。不動産会社の担当も、「旦那さんだけで十分審査は通りますよ」と太鼓判を押してくれたので、別にいいのですが
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