(※画像はイメージです/PIXTA)

食べ盛りの子どもたちが大好きな揚げ物。でも料理後の油はね汚れを想像すると、ついつい億劫になってしまうメニューでもありますよね。このジレンマ、何とか解決することはできないのでしょうか?そこで今回はお掃除研究家・ヤスダトオルさんに油はね掃除の極意を伺いました。※本稿は、健康、食、暮らしをテーマに、専門家による「すぐに役立つ」情報を届けるサイト『AUX Magazine』からの転載記事です。

【汚れ度別】油はね掃除のやり方

①【汚れ度:軽】その日のうちに掃除をする場合

この場合はまだ油はねが凝固していないので、さっと拭き取る程度でも落とすことはできます。

 

 

油はねに直接アルコールスプレーを吹きかけたり、キッチンペーパーやウエスなどに染み込ませて油はねを拭きあげましょう。

 

食品由来のアルコールスプレーを選べば周りの調理器具などにかかっても安心です。仕上げに水拭きをすれば完了です。

②【汚れ度:中】しばらく経ってから掃除をする場合

油はねがついてから数日から1週間程度経ってしまうと、油は酸化して凝固してしまいます。この場合はキッチン用のアルカリ性洗剤を使って掃除することをおすすめします。

 

 

この時のポイントとしては、洗剤を油汚れにスプレーした後、10分程度時間を置くことです。前項でお伝えした通り、はねた油汚れは厚みがあるので、スプレーしてすぐに拭いてしまうと表面の汚れしか取ることができません。

 

洗剤が油汚れの奥まで浸透して油がしっかり分解してから、キッチンペーパーやウエスなどで拭き取ります。最後は必ず水拭きをお忘れなく。

③【汚れ度:重】1ヶ月以上経ってから掃除をする場合

 

油汚れが酸化して凝固し、さらに蓄積した汚れがべっとりこびりついている場合は、プラスチック製のヘラ(使用しないカードなどでも可)をご用意ください。

 

まずはその汚れをヘラでこそぎ落としてキッチンペーパーで取り除くところからスタートです。ベットリ汚れにいきなり洗剤を吹きかけるのは絶対にNG。汚れの表面がドロドロになり掃除はますます大変なことになります。

 

汚れをこそぎ落とした後は洗剤を吹きかけて、②と同様に掃除を進めます。あまりに汚れがひどい場合は、ホームセンターなどで手に入る強力なアルカリ性洗剤も有効です。お値段は少々しますが允・セサミの「油職人」という洗剤は私も利用していておすすめです。

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※ 本稿は、健康、食、暮らしをテーマに、専門家による「すぐに役立つ」情報を届けるサイト『AUX Magazine』からの転載記事です