間違いない提案
友人とホテルでアフタヌーンティーをしていると、「ご一緒にお写真をお撮りしますね!」とスタッフが申し出てくれた。アフタヌーンティーでは可愛らしい様々な種類のお菓子がたくさんのったタワーが提供され、それを含めて写真に収めたくなる見栄え。おしゃべりに夢中になって、友人と一緒に撮ってもらうタイミングを逃してしまいがちなので、声をかけてもらえるのは、実はとても有難い対応だと感じた。
タクシー運転手さんとの談笑
タクシーに乗った際、運転手の方に「外国のお客様は多いですか?」と質問したところ、「多くいらっしゃいますね。私は日本語以外の挨拶10ヶ国語以上覚えたんですよ。その国の言葉で挨拶をするととっても喜ばれるんですよ」といろんな挨拶も教えてくれ盛り上がった。
「旅行の行程をすべて楽しんでほしい!」という気持ちが伝わる
泊まった旅館で「近くにある〇〇神社で行われる舞を見に行くんです」と伝えると「あそこは床に直に座るので脚が痛くなるから、旅館の座布団を持っていってください」と声をかけてくれた。おかげで舞に集中できて、より思い出に残った。
サービスを受けた後も余韻が残る
観光地によくある人力車に乗ってみた。わかりやすい案内と気の利いた声かけに感激。翌日の朝早くホテルの周りを散歩していると、街中を人力車の方々がゴミを拾ったりお掃除をされている姿が。まだ観光客が誰もいない時間帯。人力車に乗るのは贅沢かな?と乗る時は少し迷ったが、「本当に乗ってよかった!」と再度思わされた。
お客様の過程にも心を寄せる
スーパーでお会計の際、にんじんが何本か入った袋の外側に、汚れがついているのをレジの方が気づき、丁寧に拭いてくれた(汚れは、お肉に付属の客器からタレが漏れたもの)。拭きながら、「違う袋詰めのにんじんをすぐお持ちすることもできますが、お客様が吟味して選ばれたお野菜だと思うので」と声をかけてくれた。忙しいレジ対応の中でも、私が選んだ姿を想像してくれたのが伝わった。
三上 ナナエ
元CA・人材教育講師