自分たちの意思で子どもを持たない選択をした共働き夫婦である「DINKs」。教育費の負担がない分経済的に有利だったり、子どもがいない分自由だったりと、さまざまなメリットがいわれています。しかし、誰もがそのメリットを享受できるとは限らないようです。
年金夫婦で月29万円の仲良し夫婦だったが…65歳妻が「結婚40年目の爆弾発言」に67歳夫、驚愕「長い間、騙されていたんだな」 (※写真はイメージです/PIXTA)

しっかりと貯め込んでいる「日本の60代」

金融広報中央委員会『令和5年 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]』によると、75.3%が「金融資産を保有している」と回答。ではその金額は、というと平均で1,758万円。中央値で715万円です。平均値と中央値で1,000万円近くの差があり、貯め込んでいる人はところん貯め込んでいる、ということがみえてきます。

 

*運用のためまたは将来に備えて蓄えている部分。預貯金のうち日常的な出し入れや引落しに備えている部分は含まない

 

現役世代であれば、将来=老後に向けて、コツコツと資産形成に励んでいるところですが、ではまさに老後を迎えている60代は、どれくらい“貯め込んだのでしょうか? 60代の金融資産保有額をみていくと平均値は2,588万円、中央値は1,200万円。貯め込んでいる人はところん貯め込んでいる、という状況は、さらに拡大。3,000万円以上の金融資産をもつ世帯が4分の1以上を占めています。

 

【60代の金融資産保有額の分布】

100万円未満…7.4% 

100万~200万円未満…5.7%

200万~300万円未満…5.5%

300万~400万円未満…3.8%

400万~500万円未満…2.4%

500万~700万円未満…9.2%

700万~1,000万円未満…8.4%

1,000万~1,500万円未満…8.7%

1,500万~2,000万円未満…6.8%

2,000万~3,000万円未満…12.0%

3,000万円以上…26.0%

*金融資産保有世帯のみ

 

――ほかの人は、そんなに貯め込んでいるのか……うちは無理かな

 

そう思っている人も多いかもしれませんが、あなたの知らないところで資産は確実に増えているかもしれません。株式会社モデル百貨が20~50代の既婚男女に対して『へそくり事情』について聞いたところ、へそくりをしている人は全体の35%。そしてへそくり額は平均で155万7,197円。男性が約71万円、女性が144万円と、女性のほうが倍近くこっそりと貯め込んでいることがわかりました。

 

また老後を前にした50代では、へそくりをしている人は女性で40%、男性で35%。平均額は女性で207万2,176円、男性で202万0,617円でした。