義実家で迎えるお盆。東京から帰省する義姉一家はのんびり過ごす一方、同居するマナさん(35歳・仮名)は、買い出しやBBQの準備、外食代の負担まで引き受けるのが恒例になっていました。年金月30万円、資産約4,000万円の義両親には普段から助けてもらっているため、強くも言えません。積もり積もったモヤモヤが、ある出来事をきっかけに限界を迎えます。
お盆休みなのに休めない…「年金月30万円・資産4,000万円」の義両親と同居する〈35歳共働き妻〉、帰省してやりたい放題の義姉一家に耐えかね下した「ある決断」 ※写真はイメージです/PIXTA

年金月30万円、資産約4,000万円の義両親と二世帯同居

マナさん(35歳・仮名)は、夫(35歳)と小学生の娘との3人暮らし。義両親とは二世帯住宅で暮らしています。地方都市とはいえ、自宅は駅までのアクセスもよく、近年は観光客の姿も増えているエリア。義両親はともに年金暮らしで、夫婦合わせて月約30万円の年金を受け取り、預貯金などの金融資産も約4,000万円あります。

 

総務省「家計調査」(2025年平均)によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の実収入は月25万4,395円です。また、同年の「家計調査(貯蓄・負債編)」では、二人以上世帯の貯蓄現在高は平均2,059万円、貯蓄保有世帯の中央値は1,264万円となっています。

 

義両親は、年金収入、資産ともに比較的余裕のある暮らしをしていました。

 

そして、その恩恵をマナさん夫婦も受けています。共働きのため、仕事が遅くなれば義両親に娘を見てもらうことがあります。金銭面でも、孫へのプレゼントやみんなで食事に行った際の外食費など費用を出してもらうこともありました。

 

「本当に助けてもらっています。だから私も、お義父さんとお義母さんには頭が上がらないところがあって。多少のことなら我慢しようと思っていたんです」

 

そんなマナさんが毎年憂鬱になるのが、お盆でした。

お盆が近づくと始まる「買い出し指令」

お盆になると、東京で暮らす義姉(38歳)が、夫と小学生の男の子2人を連れて帰省してきます。お盆が近づくと、義母からマナさんに連絡が入ります。

 

「子どもたちが来るから、ジュースとお菓子、買っておいてね」

 

これだけなら、大した負担ではないのかもしれません。

 

しかし、義姉一家が滞在している間の食材や飲み物、外食代、さらには恒例のBBQの費用まで、いつの間にかマナさん夫婦が負担するのが当たり前になっていました。

 

「お義姉さんにとっては実家への帰省ですから、本当に何もしないんです。食事が出てくるのを待って、食べ終わっても片付けない。完全に上げ膳据え膳です」

 

それでもマナさんは、「普段、義両親に助けてもらっているから」と自分に言い聞かせていました。

「普段、お母さんたちに助けてもらってるくせに」義姉からの一言

夫も一度だけ、義姉に苦言を呈したことがあります。

 

「毎回、食費も外食代もBBQ代も全部こっちで払うのは、正直きついよ」

 

すると義姉は、「でも普段、お母さんたちに助けてもらってるでしょ? 金銭的な援助だって受けてるんじゃない?」と返しました。

 

さらに、「こっちは東京で家賃も物価も高いんだから。たまのお盆くらい、ゆっくりさせてよ」と畳みかけられたそうです。

 

実際、マナさん夫婦が義両親から助けてもらっているのは事実です。

 

夫はそれ以上言い返せず、すごすごと引き下がってきました。

 

「夫から聞いて、『いや、それとこれとは別じゃない?』とは思いました。でも私自身も、援助してもらっている手前、あまり強いことは言えなかったんです」