義弟から聞いた「20代の頃の夫」は、妻が知る「夫」とはかけ離れていた
後日、義弟から聞いた話。亡くなった夫がサラリーマンとして働きだしたのは30代になってから。
――兄は20代まで『やりたいことが見つからない』とフラフラしていましたよ。生活も苦しかったんじゃないかな。国民年金保険料も払っていなかったかも……
――30代になって『このままじゃいけない!』と一念発起してからは、見違えるようになったけど
女性が夫と出会ったのは、夫が32歳のとき。20代の頃、フラフラしていたとは思えないほど、真面目で誠実な姿が好印象だったといいます。あまり過去の話をするのは女性自身も嫌だったので、お互い、あまり出会う前の話はしてきませんでした。
――てっきり、夫は学校を卒業してから勤めていた会社でサラリーマンをしていたと思っていました
――夫のことは、すべてを知ったつもりでいました。亡くなってから、知ることもあるんですね
夫の新たな一面を、いまさら知る……何かの糸が切れたのか、女性は夫を突然亡くして、初めて号泣したといいます。
保険料の納付状況によっても、遺族年金がもらえるか、もらえないかを左右します。パートナーが過去、きちんと保険料を納めていたのか、把握しているでしょうか。年に1回、誕生月に「ねんきん定期便」が届き、それで過去の納付状況を知ることはできますが、果たして、パートナーのものも確認しているかどうか……万が一に備えるとき、夫婦お互いの年金保険料の納付状況も確認しておくと安心です。
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