男性が見た目を意識するなんて……そんなことを言ったなら化石扱いされる昨今。男性の美容意識は高まり、若い人を中心に化粧をするのも当たり前になりつつあります。そんな時代なので、ある日、自身の夫が美容に目覚めるなんてことも、ゼロではありません。
脱毛してみたい…「月収43万円・45歳サラリーマン夫」神妙な面持ちの仰天告白!世の妻の81.4%が「賛成」 (※写真はイメージです/PIXTA)

男女・年齢によって差がある美意識…でも40代以上男性も「歳」を意識する

総務省『家計調査 家計支出編』によると、勤労世帯における1ヵ月の消費支出は、給与(勤め先収入)55.4万円に対し31万8,755円。そのうち「美容」にかけているお金は、「理美容サービス」に3,420円、「理美容用品」が5,571円。合わせて9,000円ほどです。また世帯主が「40~44歳」の勤労世帯に注目してみると、給与(勤め先収入)61.1万円に対し、1ヵ月の支出は30万7,182円。そのうち「美容」にかけているお金は、「理美容サービス」に3,482円、「理美容用品」が5,796円。その多くが妻による支出と考えられ、夫はあまり美容にお金をかけていない、というのが実情ではないでしょうか(関連記事:『【ランキング】47都道府県「1ヵ月の美容代」…〈総務省「家計調査 家計支出編 2023年」〉』)。

 

実際、株式会社モデル百貨が20~40代の男女に対して行った『美容代に関する調査』によると、1ヵ月の美容代の平均は女性5,661円、男性3,794円と、男女で差がありました。また30代男性と40代男性の美容代の差が大きく、美容意識のギャップがあることが分かったそうです。

 

ただ40代に突入すると、急に「老い」を感じるようになるもの。株式会社しんげんが行った『歳に関するアンケート調査』によると、「自分が歳を取った(老いた)と感じ始めたのは?」の問いに対し、「40~44歳」が最多で44.5%。「35~39歳」26.0%、「45~49歳」16.0%と続きます。また「歳を取ったと感じることは?」の問いに対しては、最多は「体力が衰えた」で66.0%。「白髪が増えた」64.0%、「しわが増えた」36.5%、「視力が衰えた」32.0%と続きます。

 

誰もが歳を取りますが、できればいつまでも若々しくありたい、キレイでありたいとは誰もが思うもの。昨今は、若者を中心に男性の化粧も当たり前となり、男性でも“外見の美”を意識する人は増加傾向。その流れは40代、50代のおじさんにも波及しているようです。できればそんな男性をぜひ、応援してほしいものです。

 

[参照]

株式会社インタースペース/ママスタセレクト『夫の脱毛についてのアンケート』

総務省『家計調査 家計支出編』

株式会社モデル百貨『美容代に関する調査』

株式会社しんげん『歳に関するアンケート調査』