68歳母、要介護に「老人ホームへの入所」までは面倒みたが…
長女が実家に寄り付かなくなったことは母親も感じていたようで、必要最低限の連絡以外はなくなったとか(ちなみに、きょうだい家族とは良好な関係にあるそうです)。しかし父親が亡くなった途端、1人暮らしになったことの寂しさもあったのでしょう、急に連絡をよこすようになった母に、不信感はいっそう増したといいます。
そんなときに母親が要介護認定を受け、今まで以上に助けを求める連絡が入るように。一方、弟らに聞くと、
――心配だから頻繁に連絡するようになったけど、別に助けてなんて言われない
――むしろ「大丈夫だから、心配しないで」って、すぐに電話を切られるくらい
とまったく違う反応。「介護は女の役目と考えているのだろう」と女性。そこで、やっと決心がついたといいます。
女性の母親はいま、老人ホームで暮らしています。ホームを決める際には見学に付き添い、入所まで面倒をみたといいます。母親の年金は月15万円。さらに現在の貯蓄から考えると、少々予算オーバーだったといいます。しかし「足りなくなったら、XXやOO(弟の名前)に面倒をみてもらって」と、女性は決して援助しないことを前もって伝え、さらに「私、もう来ないから。今後、一切、私を頼らないで」と釘を刺し、明確に言葉にして親と決別したといいます。
株式会社Speee/「ケアスル 介護」による調査によると、老人ホームの面会頻度として最も多いのは「月1〜3回程度」40.0%。「週1~2回」が25.2%、「2~3ヵ月に1回」9.2%、「半年~1年に1回」が8.8%と続きます。「1回も面会に行っていない……」はかなり珍しいと考えられます。
金輪際、本当に面会に行かないのか……「老人ホームに入所し、母親の考え方や態度が変わったら考えます」と女性。「今はとにかくスッキリとした気持ち」と、晴れ晴れとした気持ちを投稿しています。
[参考資料]