投資のスタンスは人によってさまざまですが、ファイナンシャルアドバイザーである長谷川伸一氏は、中長期で投資することの重要性を説きます。長谷川氏の著書『お金の動きに強くなる投資の入口』(総合法令出版)より、その根拠を詳しく見ていきましょう。
業績悪化で赤字続き→「空売りチャンス!」は大損の始まり…“お金を増やす人”が実践する〈空売り〉のテクニック【投資のプロが助言】 (※写真はイメージです/PIXTA)

投資スタンスは中長期で

短期で取引するのと、中長期で取引するとでは、投資スタンスが異なります。

 

しかし、お金を減らす人たちは短期と中長期の区別なく銘柄を選んでしまいます。株価は時として、業績に沿った動きではなく、思惑や噂などで乱高下することがあります。さらに一部の人の売り買いで大きく変動することもあります。予測がしづらい世の中ですので、少しでもローリスクで投資を行うためには、短期よりも中長期で取引することが大切です。

 

投資スタイルは無数にありますが、代表的な投資スタイルを5つ紹介します。初心者の方は、まずこのスタイルを実践することで、自分に向いている良い方法や最終的には自分自身に合った「自分だけのスタイル」を確立していけると思います。

 

①複数の数値と企業情報を収集し、伸びていきそうな会社の株を中長期に売買する

②成長分野の銘柄を株価が低いときに買っておいて、長期にわたり保有し、株価が上がったところで売る

③上昇トレンドに入った銘柄が押し目になったところで買い、中期的に保有し上がったところで売る

④チャート上でゴールデンクロスの出た銘柄を短期で売買する

⑤好材料のニュースが出た銘柄を短期に売買する

 

出所:『お金の動きに強くなる投資の入口』(総合法令出版)より抜粋
[図表1]投資期間ごとの特徴 出所:『お金の動きに強くなる投資の入口』(総合法令出版)より抜粋