「FX」ではレバレッジをかけることでより大きな利益を狙うことができますが、逆に大きな損失を被る可能性もあります。損失をなるべく出さないようにするには、どうすればよいのでしょうか。本記事では、規制が緩かった2008年ごろにリーマンショックに巻き込まれ、FXで取り返しのつかない損失を出してしまった山上さん(仮名)の事例から、FXで「泥沼」にハマらないために心がけるべき「6つの注意点」をご紹介します。
1,000万円をわずか数日で溶かし、マンションも失った会社員の悲鳴…FXで泥沼にハマらないための「6つの注意点」 (※写真はイメージです/PIXTA)

FXで泥沼にハマらないための6つの注意点

本記事では、リーマンショックで急激な円高が進行するなかで、マンションを手放すことになってしまったエピソードを紹介しました。最後に、このエピソードから私たちが学ぶことができる、FXで泥沼にハマらないための注意点を6つ紹介します。

 

余裕資金でトレードする

投資にはリスクが伴うため、資金が目減りしてしまう可能性があります。そのため、投資は仮に失っても生活に影響を受けることのない余裕資金で行うのが基本です。気持ちにもゆとりができるので、投資判断も冷静に行いやすくなるでしょう。

 

自分の資金量やスキルに見合った取引量にする

取引量を大きくすればするほど、得られる利益が大きくなりますが、失敗したときの損失も大きくなります。大きな利益を狙ってやみくもに取引量を増やすのは、ギャンブルのようなもの。自分のスキルと資金量を踏まえて、無理のない取引量を選ぶことが大切です。

 

損失のコントロールを意識する

FXで大きな失敗をしないためには、利益をあげること以上に損失をコントロールすることが大切です。もし自分の思惑と外れた場合にいくら損失が出るのか、明確に意識するようにしてください。受け入れられない損失が出る可能性のある取引は、はじめから行うべきではありません。

 

感情に任せたナンピンは厳禁

ナンピンはポジションの平均取得価格が改善されると同時に、レバレッジが上昇してリスクが拡大する側面があります。計画的に行うナンピンは問題ありませんが、相場逆行時になんとか助かろうと感情的に行うナンピンは非常に危険。ときには潔く損失を確定させることも大切です。

 

ショック相場を体験しておく

「●●ショック」と呼ばれるようなショック相場は定期的に発生しており、今後もいずれ発生するはずです。ショック相場では、普段の相場からは想像できないような激しい相場になります。いざというときにも冷静に対処できるように、過去チャートや練習アプリなどであらかじめショック相場を体験しておくとよいかもしれません。

 

金融庁未登録の海外FX業者は利用しない

金融庁未登録の海外FX業者は国内の規制が届かないため、昔のような超ハイレバレッジをかけた取引も可能です。しかし、それは投入した資金を大きなリスクに晒すことになるうえに、仮に利益が出ても出金拒否といったトラブルに巻き込まれる可能性もあります。自分の大切な資金を預けるのですから、安全で信頼できる業者を選ぶようにしましょう。

 

以上の6つの注意点を意識することで、山上さんのような失敗を避け、FXを有効に活用できるはずです。初心者の方は特に、慎重に取り組むことをおすすめします。

 

FXは、正しい知識とリスク管理を行えば、有効な投資手段となり得ます。しかし、一方で大きなリスクを伴うのも事実です。自分の資金状況や知識レベルに合わせて、無理のない範囲で取り組むようにしましょう。