叱咤激励タイプは「気にかけてほしい」と思っている繊細なタイプ

「叱咤激励タイプ」の特徴は、次の通りです。

・ほめられても「いやいや、全然そんなことありません」と答える

・繊細で、空気が読める人が多い

・場に応じて態度・対応を変えることができる・周囲に気を配ることができる

・怒ってもらえることに少し愛情を感じる

・相手からの言葉で、「自分のことを想ってくれている」と感じたい

・「ほめられたい願望」よりも、「かまってもらいたい願望」が強い

・人から言われたことを「このように解釈して話しているのだろうな……」と頭のなかで細やかに考え、相手の伝えたいことを汲みとる力がある

相手を想っていることが伝わる声かけは、とくに「叱咤激励タイプ」にはしっかりと伝えてあげる必要があります。

叱咤激励タイプで何よりも大切なのは、「気にかけてあげること」です。ひとりで抱え込みすぎていないか、重荷を感じて困っていることはないかを確認しましょう。そうでないと、余裕がなくなったときに、爆発してしまうからです。

ほめるときは“人前ではなく個別”で

どのタイプにも承認欲求はあるため、ほめることは必要です。ただ、ほめ方、ほめる場所は、それぞれのタイプに合わせて変えたほうがいいでしょう。

「叱咤激励タイプ」は、みんなの前でほめてもらいたい「ほめ伸びタイプ」とは真逆なので、間違えないようにしたいところです。

× 人前でほめる

叱咤激励タイプは、ほめられることが恥ずかしいタイプなので、人前ではなく、個別にほめましょう。

〇 「やっていることを、いつも見ているよ」

〇 「いつもがんばっているね」

ほめるときは、あなたがしっかりと見ていることを伝えます。決して大げさではなく落ち着いて、サラッと伝えてあげたほうが、このタイプは喜ぶでしょう。「見てもらえていた」と感じると、じわじわと喜びがわきあがり「ありがとうございます!」とほめられたことを受け入れます。