もっともメジャーな投資先といえば「インデックスファンド」「アクティブファンド」「個別株」ですが、投資初心者はどれを選んでいいか悩むもの。それぞれにメリット・デメリットがあり、あらかじめ理解してから選択することが大切です。そこで本稿では、株式会社ソーシャルインベストメントの川合一啓氏が、投資初心者に向けて、それぞれの持つ特徴を解説します。
投資初心者の第一関門「インデックスファンド、アクティブファンド、個別株って何が違うの?」各投資先のメリット・デメリットを〈投資のプロ〉が簡単解説 (※写真はイメージです/PIXTA)

手堅いリターンを期待できる「インデックスファンド投資」

投資に向いていない、投資に時間や労力を割くことができない、という人でも手堅いリターンを期待できる選択肢が、インデックスファンドに投資をしてそれを長期保有することです。

 

インデックスファンドとは、日本の「日経平均株価」や「TOPIX」、アメリカの「ダウ工業平均株価」「S&P500」などの株価指数に銘柄を連動させた投資信託のことです。

 

たとえば、「日経平均のインデックスファンド」「S&P500のインデックスファンド」などといいます。なお、「ファンド」とは「投資信託」だと考えていただいてけっこうです。

 

経済も株式市場も基本的には成長しているものであり、その大きな一部ともいえるインデックスファンドを買うことで、その恩恵を受けることができます。

 

株式市場は長期的に見て平均すると、金利プラス5~6%ずつ毎年成長しているといわれており、金利が0に等しい日本でも、インデックスファンドを通じて日経平均全体やTOPIX全体に賭けることで、平均すれば毎年それぐらいのリターンを得られることになるわけです。

 

ただし、これを成功させるためには、長期保有をすることが前提となります。長期的に考えると、市場全体が下落したり低調だったりする年もありますから、それも含めてリターンを得るためには、好調期も含む長期保有が必要だからです。なお、インデックスファンドを買って永久に保有し続ける、というのも優れた戦略の1つです。

 

また、投資信託には手数料がかかりますので、できるだけ手数料が安いインデックスファンドを選ぶことも大切です。信託期間中にかかる手数料に加え、購入時や売却時に手数料がかかる場合もあります。難しくはないインデックスファンド投資ですが、それを調べる時間と労力は、惜しまないほうがよいでしょう。

よく調べてから検討したい「アクティブファンド投資」

インデックスファンドとは性質の違う、アクティブファンドと呼ばれる投資信託も存在します。

 

実は、数としては、こちらのほうが圧倒的に多く存在します。アクティブ(活動的な)ファンドとは、特定の運用者が独自の判断で個別株を売買するファンドのことで、これに対してインデックスファンドをパッシブ(受動的な)ファンドと呼ぶこともあります。

 

しかし、長期的にインデックスファンドを上回る成績を収め続けているアクティブファンドはほとんどない、といわれています。インデックスファンドと違い、運用者が時間と労力を使って銘柄を選んで売買するため手数料も高くなりますし、アクティブファンド投資にはあまりよいことはないようです。

 

運用責任者が金融機関に勤めるサラリーマンで、会社が集めたお金で運用をしているという構図も多いようで、そのためによい成績が上がりにくいのかもしれません。ただし、一部にはインデックスファンドを上回る成績を収めているファンドもあるようで、そういったファンドならば投資をするのも悪くないでしょう。

 

どちらにせよアクティブファンド投資をするならば、そのファンドの過去の運用実績や、どんな人がどんなポリシーで運用しているかを、よく調べるのが大切でしょう。