元々低所得の傾向が強く、さらに物価高の影響で困窮度が増しているひとり親世帯。そんな人たちをサポートする給付金の申請期限が、今月、2月末までとなっています。対象者でまだ受け取っていない人は、ぜひ申請を検討してください。
2024年2月末締切、残り10日!子ども1人につき5万円「子育て世帯生活支援特別給付金」申請期限迫る

子ども1人に5万円の給付…申請手続きは今月末まで

元々厳しい経済状況下にある、低所得にあるひとり親世帯。そこにコロナ禍、さらには物価高と、大きな影を落としています。困窮するひとり親世帯へ支援として儲けられているのが「低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金」(以下、子育て世帯生活支援特別給付金)です。

 

子育て世帯生活支援特別給付金は子ども1人あたり5万円、2人なら10万円、3人であれば15万円が給付されるというもの。対象世帯は「児童扶養手当を受給している世帯」と、「それ以外の世帯で住民税の非課税の子育て世帯」。前者はひとり親世帯が対象で、後者はふたり親世帯でも所得が一定基準を下回っている世帯です。

 

このような世帯であれば、基本的に昨年の夏ごろまでに自動で支給が行われています。しかし、自動で支給されない世帯もあるので、注意が必要です。

 

児童扶養手当の受給世帯や、子育て世帯かつ非課税世帯は、各自治体で把握しているため自動支給が可能。これらは前年度の所得を基準に決められるものなので、今年度になってからひとり親世帯になった場合や、今年度になってから所得が下がり基準を満たすようになった世帯については、自治体は把握しておらず、「子育て世帯生活支援特別給付金」の申請をしなければ給付を受けることはできません。

 

しかも「子育て世帯生活支援特別給付金」の申請は、今月末まで。対象になる人は急いで申請をしましょう。

 

[参考資料]

文部科学省『令和3年度 子供の学習費調査』

厚生労働省『令和3年度 全国ひとり親世帯等調査』

こども家庭庁『低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金』