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発達障害の子をもつ親…やはり将来が心配
ーーうちの子、発達障害かも
そんな心配を口にする親が増えているそうです。そもそも発達障害は、「脳の機能的な問題が関係して生じる疾患であり、日常生活、社会生活、学業、職業上における機能障害が発達期にみられる状態」のこと(厚生労働省ホームページより)。またDSM-5*では、神経発達障害/神経発達症と表記されています。
*米国精神医学会が発行する「DiagnosticandStatisticalManualofMentalDisorders(精神疾患の診断・統計マニュアル)の略。「5」は第5版の意で、2013年(日本語版は2014年)に公開された
2004年の障害者支援法の制定で発達障害という言葉は広く知られるようになりました。発達障害とひと口にいっても症状はさまざまで、「自閉症スペクトラム障害(ASD)」「学習障害(LD)」「ADHD(注意欠如・多動性障害)」などに分けられます。また自閉症スペクトラム障害とADHDを併存していたり、さらに知的障害の症状もあったりと、人によって程度や症状はさまざまです。
文部科学省による調査によると、発達障害の可能性があると評価された子どもは小学校で10.4%、中学校で5.6%、高等学校で2.2%でした。また2011年に米国で行われた調査では、4~17歳の11%がADHDであるとされています(関連記事:『都道府県「ADHD」児童調査…1~47位』)。
発達障害という言葉が一般化するなか、発達障害を抱える人たちへの支援も年々充実しています。とはいえ、発達障害の子を抱える親の不安はつきません。そのひとつがお金のこと。
ーー将来、私がいなくなったら、この子はどうやって生きていけばいいのかしら