広い面積の中に多面的な魅力を持つ大田区。今回はそんな大田区の住みやすさに関するデータを大公開します。街の特徴や気になる治安、子育て・買い物・娯楽環境などを詳しく解説します。
田園調布、山王…東京を代表する高級住宅街も「東京都大田区」住みやすさをガチ評価【データで紐解く東京⑪】 (※写真はイメージです/PIXTA)

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大田区を6つの視点でガチ評価

大田区の治安(★5/3)

[図表2]

 

人口が多いこともあり、刑法犯認知件数が多いこの地域。しかし、人口当たりの値で考えるとそこまで治安が悪いわけではなく、1000人当たりの火災発生は14区内4位の少なさです。

 

また、治安の良し悪しは街によっても大きく異なります。高級住宅街として有名な田園調布などの閑静な住宅街と比較すると、繁華街のある駅前などは治安が悪い傾向にあります。住む地域によっては、日頃から防犯対策が必要でしょう。

 

大田区の子育て環境(★5/3)

[図表3]

 

継続的な取り組みにより、2021年度に待機児童数0名を達成した大田区。母子健康手帳とともに配布している育児応援券によって、保育サービスアドバイザーへの相談はもちろん、区立保育園の見学や給食の試食体験などを行うことができます。ショートステイ・トワイライトステイなどの一時保育サービスも充実。

 

また、約4000もの町工場が集積する特徴を活かし、小学生を対象とした体験教室も頻繁に開催されています。

 

大田区の医療(★5/1)

[図表4]

 

人口が多く面積も広い地域であることを考えると、医療施設数・医師数ともに少ない傾向にはあるものの、小児科系診療所数は全国・東京の平均より高い値となっています。

 

また、区独自の医療費助成があるのが特徴。不妊治療を行っている人や大気汚染の影響を受けると推定される疾病(気管支喘息や慢性気管支炎など)にかかった人を対象とした医療費助成が行われています。

 

大田区の自然環境(★5/4.5)

[図表5]

 

東京湾、多摩川など水辺の自然環境を活かした公園が点在しているこの地域。東京港野鳥公園では、埋立地に田んぼや雑木林を再現した里地里山があり、工作や生物観察、暮らしの体験などができます。23区内で3番目に広いドッグランを持つ城南島海浜公園ではペットと一緒にバーベキューを楽しむことも。広い敷地を生かした特色あふれる広々とした公園が多いと言えるでしょう。

 

大田区の買い物・娯楽(★5/3)

[図表6]

 

区内の買い物や娯楽を語るのに欠かせないのが、国内外へのビジネスや旅行の拠点となる羽田空港。国内外の観光客が楽しめる個性豊かなレストランやショップに加え、展望デッキもあり、飛行機に乗る予定がなくとも満喫できるでしょう。

 

蒲田駅や大森駅前には大きなショッピングモールもあり、日常的な買い物には事欠かない地域と言えます。

 

大田区の住まい(★5/3)

[図表7]

 

蒲田や大森・空港臨海部などは再開発が進んでおり、都心や帰省や出張に便利な羽田空港へのアクセスも良いため人気な地域です。特に一戸建ての割合は14区内2位であり、長期的な居住を意識したファミリー層が多い傾向にあります。

 

一方で、比較的空き家の数が多いという特徴も。ただ、国や都を挙げての対策も進められているので、中古物件の需要も徐々に増加傾向にあります。

大田区の資産価値ランキング2023

※用途区分:住宅地

出典:国土交通省「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」
[図表8] 出典:国土交通省「国土交通省地価公示・都道府県地価調査」

 

再開発地域が多く、特に東京湾沿岸のウォーターフロントエリアは、東京オリンピック開催と羽田空港のハブ化に伴って高層マンションや大型マンションの建築ラッシュが続いています。

 

再開発地域の「蒲田」や「山王」、「大森」などが区全体の地価平均を引き上げているものの、マンション平均価格は新築、中古ともに14区の中では最も安い状況です。

 

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