働き盛りの人でも、ケガや病気は突然起こりうるものです。このようなリスクに備え、資産形成を行っている人も少なくないでしょう。しかし、十分に資産形成ができていたとしても、万が一の際に役立たないケースもあると、FPdream代表FPの藤原洋子氏はいいます。本記事では、おひとり様のAさんの事例とともに、資産形成に潜む意外なリスクについて解説します。
ドライブ中に呂律が回らなくなり緊急搬送…年収1,000万円、貯金1,500万円の50歳・独身サラリーマン、病院で「お金が足りません」と嘆いたワケ【FPの助言】 (※写真はイメージです/PIXTA)

緊急時を想定のうえでリスクに備える

Aさんは、ご本人の頑張りや病院のスタッフなど周囲の人の支えで、3ヵ月後には職場に戻れるまで回復したそうです。

 

Aさんは、「あのときのことは、突然のこととはいっても、姉や友人、会社の方に心配をかけました。同時に励ましやサポートに大変感謝しています。なんとなく資産運用をしていましたが、緊急時に使える現金を準備しておかないといけないことに改めて気が付きました。自分になにかあったときはどのようにするのか、姉と話し合っておきたいと思います」といいました。

 

定年退職したら、世界一周旅行をしたいAさん。どうぞこれからは体調管理に注意してお過ごしください。定年後の生活をどのようにしたいかなども折に触れ話し合っておかれるといいのではないでしょうか。

 

 

 

藤原 洋子

FP dream

代表FP