(※画像はイメージです/PIXTA)

日本人にとってなじみ深い食材である「魚」。多くのメディアで「魚は体によい」といわれていますが、実際のところどのような健康効果があるのでしょうか。本記事では、医師の視点からみた「魚」の健康上のメリット・デメリットについて解説します。※本稿は、健康、食、暮らしをテーマに、専門家による「すぐに役立つ」情報を届けるサイト『AUX Magazine』からの転載記事です。

魚を食べるときの注意

塩分

 

栄養成分が豊富で積極的に食事に取り入れたい魚ですが、焼き魚や刺身など魚料理には塩やしょうゆを使うことが多いため、塩分のとりすぎが気になる方もいらっしゃるでしょう。

 

塩の量を減らすことも大切ですが、同時に着目してほしいのが塩の種類です。塩に含まれるナトリウムは、高血圧の原因となりますが、ナトリウムの含有量は塩の種類によって異なります。

 

たとえば、天然の海水から作られた食塩1グラムあたりに含まれるナトリウムの量は、工業的に生産された食塩よりも少ない値です。感覚的には、甘みのある塩はナトリウムが少ない傾向にあります。

 

干物や塩鮭などを買うときも、使われている塩の種類に注意してみるとよいでしょう。よい塩には血圧を下げるマグネシウムやカリウムも含まれています。

 

また、しょうゆの付け方を工夫するのもおすすめです。百均で売られているしょうゆ用のスプレーを使うと、食材にまんべんなくしょうゆを付けられ、食べたときに満足感を得られるので、しょうゆの使用量を減らすことができます。

 

水銀について

自然界における食物連鎖を通じて、魚には微量の水銀が含まれています。その量は非常にわずかであるため、一般の大人や子どもが魚を食べても健康に害はないと言われています。

 

ただし妊婦さんの場合は、お腹の赤ちゃんに影響が出る可能性がゼロではないという報告もあります。魚の栄養素はママや赤ちゃんにとって大切なものなので、厚生労働省のサイトなどを参考にしながら、魚を上手に摂るようにしましょう。

魚を取り入れたバランスのよい食事を

 

魚には体に嬉しいたくさんの栄養素が含まれています。しかし、だからといって魚だけを食べていても健康にはなれません。これは魚に限らずいえることです。

 

健康な体を作るのは、糖質、タンパク質、脂質のバランスのとれた食事であることを忘れないようにしてください。そのうえで、魚を取り入れるように心がけ、体によい魚の油から脂質を摂取するようにすれば、より健康的な生活が期待できると思います。

至高の焼き魚で健康に

健康のために魚を食事に取り入れたいと考えている人におすすめなのが、本格魚焼き器「炭グリル大人の焼魚」です。

 

独自開発した「炭プレート」による遠赤外線加熱で、まるで七輪の炭火のような焼き上がりをご自宅で再現できます。「炭グリル大人の焼魚」で、「皮はパリッと、中はふっくら」の本格焼き魚をぜひお楽しみください。