なぜまだ治らないんだ!…「気が短い人」も要注意
物事を大げさにとらえる人
私は診察の際、「痛みを10段階で評価するとしたら、いまはいくつくらいですか?」と尋ねることがあります。「10段階のうちの10」というと、のたうち回るくらいの痛みであり、まったく動けないほどのひどい痛みだろうというのが大方の考えです。
しかし、なんでも大げさに考える人は、必ずといっていいほど「痛みのレベルは10です!」と答えます。本人は大げさに言っているつもりはないのでしょうが、とにかく「自分の痛みを理解してほしい」という思いが強いからか、あるいは心配性で精神的な余裕がないためか、どうしても過大評価をしてしまうのです。
このような人も、たとえ10の痛みのうち8が取れたとしても、残っている2の痛みを大げさに考えてしまうため、結果として「いつまでも腰痛が治らない」という状態に陥ってしまいます。
気短な人
診察室で問診をするとき、早口で「腰痛の原因は」「治るのか治らないのか」「治療法は?」と矢継ぎ早に質問する人がいます。このような気短な性格の人も腰痛が治りづらく、慢性化しやすいタイプといえます。
イライラしている精神状態では、たとえ痛みが改善されてきても、「まだ痛みが残っている」というマイナス思考になりがちなので、「なぜ、早く痛みがなくならないのか」と怒る人もいます。
また、そのような人の場合、問診中に「睡眠不足だ」「仕事が忙しい」「家庭内が不仲」などとプライベートな悩みを漏らす人も少なくありません。
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