一戸建ての購入は「初期費用がいくらかかるか」を計算して検討するのが大事です。初期費用を少なくしすぎると住宅ローンなどの借入額が大きくなりますし、多くしすぎると準備が大変です。そこで一戸建ての購入に必要な初期費用について、具体的に「どれだけ準備すれば良いのか」を全国平均のデータからシミュレーションしていきます。

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一戸建て購入の初期費用を安くする方法

初期費用はけっして安い金額ではありません。ただ、場合によっては相場より安くすることもできます。ここでは一戸建て購入の初期費用を安くする方法を4つ紹介します。

 

仲介手数料を売主と交渉する

まず、仲介手数料を売主と交渉してみましょう。仲介手数料は法律の範囲内であれば、不動産会社がある程度自由に決められるからです。

 

詳しく説明すると、不動産会社へ支払う仲介手数料は法律で上限が設定されています。たとえば、400万円超の物件では”物件価格×3%+6万円+消費税”が仲介手数料の上限です。このように仲介手数料には上限が定められていますが、下限はありません。したがって理論上、上限を超えないまでは売主と交渉することが可能なのです。

 

一方で、しつこく交渉すると不動産会社の印象を損ねてしまい、担当者が契約に対して消極的になる恐れがあります。

 

火災保険料を見直す

火災保険料の見直しでも、数千円~数万円程度安くできる可能性があります。支払い方や保証内容によって金額が変わるからです。

 

具体的には、10年間一括払いにする、不要な補償をカットするなどといった方法があります。購入する土地・住居には「どんな災害リスクがあるのか」を考えて必要な保証だけにし、もっとも安くなる支払い方法を選択するのがおすすめです。

 

頭金を減らす

上述したとおり、頭金は自分たちである程度決められます。頭金を減らすと現金が手元に残りやすくなるため、突発的な出費が出ても対応しやすくなります。

 

一方で、借り入れ額が大きくなり、毎月の返済額が増えてしまう点に注意してください。また、頭金が少なすぎると、住宅ローンの審査に通りにくくなるというデメリットもあります。

 

住宅ローンの保証料を下げる

金融機関によっては、保証料が無料の住宅ローンもあります。たとえば、フラット35やネット銀行などです。保証料が無料の住宅ローンを使えば、費用を抑えることができます。その分、審査が厳しくなる点に注意してください。

 

一戸建て購入の初期費用が払えなくなった場合の対処法

フラット35の場合、諸費用を住宅ローンにまとめて借り入れることができます。また、民間金融機関のなかには諸費用ローンが用意されているケースもあります。対象となるのはおもに仲介手数料や保証料、火災保険料、登記料、引越し費用などです。これらを利用すると、初期費用が払えなくなるという心配は必要ありません。

 

ただし、諸費用をローンに組み込むのはさまざまなデメリットがあります。第一に、オーバーローンとなるため金利が高くなる傾向にあります。また、物件を売却しづらくなりかねません。事前に金融機関の担当者に相談するのが大事です。

 

戸建て購入時は初期費用と一緒に維持費も検討しよう

戸建てを選ぶ際は、初期費用の計算も大事ですが維持費も検討しなければなりません。初期費用は1回だけですが、維持費は生活していくうえで常に支払わないといけないからです。戸建ての維持費が、一般的に1年間で約40万円かかると言われています。内訳は、大きく分けて税金・修繕費・保険料の3つです。

 

このようにけっして高くない維持費ですが、コツを心得ておけばある程度抑えられる可能性があります。一戸建ての維持費を抑えるコツは下の記事を参考にしてください。

 

しっかりと初期費用を確保して夢の一戸建てを購入しよう!

一戸建ての初期費用には、頭金や手付金、その他の諸費用といった種類があります。基本的にすべて現金で支払わなければなりませんが、今回紹介した方法で安くすることも可能です。ただし、頭金を安くするのはいくつかデメリットもあるので注意してください。

 

大事なのは「身の丈に合った物件価格」であることを前提として、”理想をすべて実現できる家を探すこと”です。ぜひあなたの理想を実現できる家を見つけてください。

 

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