ぬか漬け容器の選び方!ぬか漬けにおすすめの素材・かたち・大きさは?【ぬか漬けマイスター大湯みほさん監修】

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ぬか漬け容器の選び方!ぬか漬けにおすすめの素材・かたち・大きさは?【ぬか漬けマイスター大湯みほさん監修】
(※画像はイメージです/PIXTA)

ぬか漬けを始めるときに最初に迷うのが、どんな容器で漬けるかということではないでしょうか。そこで今回はぬか漬けマイスターであり、ぬか漬け芸人としてもご活躍中の大湯みほさんにインタビュー。容器の選び方からおいしく漬けるためのポイントまでお伺いしました。※本稿は、健康、食、暮らしをテーマに、専門家による「すぐに役立つ」情報を届けるサイト『AUX Magazine』からの転載記事です。

ぬか漬け容器 素材別メリット&デメリット

■本格派には「陶器製」

 

(※写真はイメージです/PIXTA)

 

<メリット>

ぬか漬けの容器として伝統的に使われてきたのが、陶器製の壺やカメ。通気性が良く、外からの空気を容器内にまんべんなく取り入れて、ぬか床が呼吸をしやすく保ってくれるのが1番のメリットです。

 

もう1つは、比較的大きなものが多いので、野菜をカットせずにそのまま漬けることができる点。

 

<デメリット>

逆に大きいものの場合は、保管スペースをとるというデメリットもあります。また密閉されていないものが多いので、匂い漏れが気になる場合もあります。

■定番の「ホウロウ製」

 

(※写真はイメージです/PIXTA)

 

<メリット>

金属製容器の表面にガラス加工をしたもので、いろいろなサイズや形状があります。容器に匂いがつきにくく、蓋で密閉できるタッパータイプもあり、冷蔵庫での保管にも適しています。

 

<デメリット>

デメリットはサビが発生することがある点。ですが、野菜の変色を防ぐためにぬか床に鉄釘を入れるという話もあるので、ホウロウ容器はぬか漬けと好相性と言えます。

■手軽に始めるなら「プラスチック製」

 

(※写真はイメージです/PIXTA)

 

<メリット>

容器の形やサイズがさまざまで、色やデザインもバリエーションに富んでいるので、手軽にぬか漬けを楽しめます。なかにはかき混ぜ用のハンドル付きのタイプなど、機能面でも工夫を凝らしている容器があります。

 

<デメリット>

デメリットは容器に匂いがつきやすい点と通気性が悪いところ。完全な密封状態になるため水が溜まりやすく、こまめな手入れやメンテナンスが必要です。

■こだわり派の「木製」

 

(※写真はイメージです/PIXTA)

 

<メリット>

以前、杉の木でできたぬか漬け容器を見せていただいたことがあります。陶器やホウロウに比べて軽くて扱いやすいのと、天然木特有の調湿効果があるので通気性に優れている点がメリットです。

 

<デメリット>

自然の素材なので、経年劣化で変色したり多少形に歪みが出る可能性があります。

■お試しでやるなら「ビニール製」

 

(※写真はイメージです/PIXTA)

 

<メリット>

ファスナー付きのプラスチックバッグを利用して簡易ぬか床として販売されています。かき混ぜ不要のものや、袋の上から揉むだけのものもあり、手を汚さずにお手入れができるのは大きなメリットかもしれません。冷蔵庫で場所をとらないのもうれしい点です。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)

 

ちなみに私が初心者向きの簡易ぬか床としておすすめしているのは「ぬか床1年生」という商品。一般的にぬか漬けには、ぬか床の中で乳酸菌を増やすための準備工程(捨て漬け)が必要ですが、この商品に付属している天然酵母ペーストを使うことで、その工程が不要になります。

 

また、ジッパーつきの小袋もついているので、他の野菜と分けたいアボカドや玉ねぎなどを漬けるときにも便利だと思います。

 

<デメリット>

デメリットは通気性がないこと。袋のフチが汚れやすいこと。サイズが小さいのでたくさんは漬けられないこと。また、ほとんどが1ヵ月使い切りタイプなので、若干コスパが悪いのも難点です。つづけられるか分からないけれどお試しでやってみたい、という方にはおすすめです。

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