自分は1日に何回までトレードできるか
デイトレーダーとして相場と向き合っていると、1日に何度もトレードする日があるでしょう。最初のうちはトレードの際にチャートをしっかり分析して、利益が最大化されるようなトレードができているでしょう。しかし、トレード回数を重ねていくにつれて自分の判断が本当に正しいのかどうかわからなくなり、想定していたポイントで利確できなかったり、損切りできなかった経験はありませんか?
このような経験がある人は恐らく、その日に行う「トレード判断回数」が自分のキャパシティを超えていて、安定したメンタルが保てなくなっている可能性があります。精神的に不安定な状態でのトレードは損失リスクが高く、多くの初心者トレーダーを相場から退場させる要因になります。また、自分が許容できる判断回数は視覚化できないため、どれほどの判断回数で自分のメンタルが不安定になってしまうのかを見つけることは非常に困難です。
プロトレーダーのトレード判断回数は少ない傾向
人間が1日で行える判断回数には限りがあるといわれています。具体的な回数は人によりますが、無限に判断することができる人は存在しません。プロトレーダーは、トレードの最中に行う判断回数は少ない傾向にあります。逆に1回のトレードで沢山の判断を行うトレーダーは、トレードを重ねる毎に精神疲労が溜まり、トレードの効率と感度を落とすことになります。
1回のトレードをする際に、多くの初心者トレーダーはどれほどの判断を行なっているでしょうか。エントリーポジションを見定めるためにチャートに沢山のテクニカル指標を表示し、エントリー後も難しいテクニカル分析によって、利益確定場所と損切り場所を定めます。
時には思いどおりにいかず、どこで損切りするか、はたまたポジションを持ち続けるか判断に迷います。自分のトレードを振り返ってみると、実は想像以上に多くの判断を行なっています。FXでなかなか結果を出せていないトレーダーは、自分のトレードを客観的に振り返ってみるとよいでしょう。