NOBU塾がトレード後に欠かさず行う「2つのルーティン」
1.失敗もヒントに!「トレードブック」をつける
トレードブックとは、日記のようにただその日のトレードを網羅的に記録するのではなく、新しい課題や学び、失敗について記録していきます。
僕の場合は、手書きで簡単なチャートを描いて、失敗したエントリーと決済のポイントを描いて、考えられる敗因をメモします。決済の後も値動きをチェックして、それも記録します。決済後の値動きにも次につながるヒントが隠れているからです。
新しい失敗をするたびに、トレードブックの内容が充実していきます。失敗はつらい経験ですが、新しい学びをトレードブックに追加できるという小さな喜びがあることを実感してください。手元の資金が少しくらい減っても、その一つひとつがトレーダーとしての自身の成長につながっており、長い目で見れば宝物となります。
損失を出したときは自戒の思いが強くなるので、トレードを振り返ったり敗因を分析したりするのは精神的に負荷がかかる作業となります。しかし、このプロセスを省略すると本来は大きな価値があるはずの失敗体験がただの損失で終わってしまいます。自らの感情も観察しながら、淡々と記録するよう努めてください。
ちなみに、ここでいう失敗とは、イコール損失ではないので注意してください。失敗トレードをしてもたまたま利益が出てしまうことはあります。
こうした間違った成功体験は将来の大損失につながりやすいので、結果オーライではなく必ず失敗としてトレードブックに記録し、再発防止を図ってください。
目標に届かなくても“翌日にカバー”は逆効果
2. トレードブックとは別にエクセル等で「収支」を記録
その日のトレードが終わったら、トレードブックへの記載とは別に収支を記録します。プラス1万円とか、マイナス2万円といった簡単な記載でOKです。エクセルを使うと残高も自動で管理できるので便利です。
目標に届かなかった日やマイナスを出してしまった日は、その日でいったん収支をリセットして、翌日以降に持ち越さないようにしてください。
たとえば1日3万円×20日、月60万円の利益を目標にしている場合、1万円しか利益が出なかった際にその日の不足分を翌日の目標に上乗せをして5万円にするようなことをしてはいけません。損失が出たときも同様で、翌日の目標を引き上げて損失をカバーするようなトレードを自分に求めてはいけません。
同様にして、損失が出た日には月の目標も下げます。月の初日の利益がゼロなら月間目標も57万円に下げ、さらにマイナス1万円の損失を出したときには月間目標も56万円に下げるのです。
昨日の損を取り返そうとしたり、日利1%より大きい利益をあげようとしたりすると必ず無理が生じて、本来の正しいトレードができなくなります。前日のトレードに影響されることなく、常にフラットな状態で相場に向き合うことが重要です。
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