どこの街に、どの地域に住まいを構えるか……そう考えた時、重要なのが交通の便。特に東京圏の場合は鉄道に頼ることが多いので、どの路線にするかで頭を悩ませるでしょう。そこでもうひとつ考慮したいのが、鉄道の遅延状況。“よく止まる路線”だと、何かと不便です。そこで遅延証明書の発行状況から、「止まる路線」「止まらない路線」を調べてみました。
遅延証明書の発行数で判明!東京の鉄道「遅れる路線」「遅れない路線」 (※写真はイメージです/PIXTA)

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各社局の今後の主な遅延対策の取組状況

◆JR東日本

・ホームドアの整備拡大による安全性の向上…2023年度末頃までに、東京圏在来線の主要路線全駅(330駅※整備済51駅含む)に整備を進める

 

◆東武鉄道

・ホームドアのエリア整備によるホーム上の安全確保の推進

 

◆西武鉄道

・中井~野方駅間および東村山駅付近の連続立体交差事業の推進

・ホームドア整備の推進

・輸送実態に合わせたダイヤ改正の継続実施(ダイヤ改正の都度)

 

◆京成電鉄

・ダイヤ調整の継続実施

・遅延防止に係る各種啓蒙について、駅・社内でのポスター掲出、放送、表示器等を活用して継続実施

・ホームドアの整備

 

◆京王電鉄

・ホームドアの整備

・分散乗車、時差通勤のさらなる促進

 

◆小田急電鉄

・車両の長編編成化による混雑緩和

・ホームドアの整備の拡大によるホーム安全性の向上

 

◆東急電鉄

・デジタル自動列車制御装置(ATC)の導入…東横線2022年供用開始

・時差通勤・分散乗車のさらなる促進(ポイント、バス等)

・行政・企業と協働した働き方改革等のさらなる促進

 

◆京急電鉄

・ホームドア整備の拡大によるホーム上安全確保の強化

・乗客の円滑な乗降の促進(駅構内・車内啓蒙放送およびポスターの掲示の継続)

・運行計画見直しの継続実施(ダイヤ改正時)

・京急線アプリの駅混雑状況表示機能の対象駅の増設

 

◆相模鉄道

・ホームドアの整備(2022年度までに全駅に設置予定)

・列車定位置停止装置(TASC)の整備

 

◆東京地下鉄株式会社

・CBTC(無線式列車制御システム)の導入…丸ノ内線2022年度

・南砂町駅の2面3線化、木場駅のホーム改良、茅場町駅のホーム延長と停車位置の変更(東西線2022年度から)

 

◆都営地下鉄

・車両の長編成化(新宿線では車両更新にあわせて、8両から10両編成へ。2022年度までに全編成を10両編成化。三田線では2022年度から一部の編成を6両から8両編成化)

・駅の大規模改良(浅草線泉岳寺駅:ホームの拡幅やコンコースの拡張、エレベーターの増設等。2024年度に拡幅ホームを併用開始予定)

・浅草線へのホームドアの整備(2023年度までに当局管理の全ての駅での整備完了を目指す)

・時差Bizキャンペーンの継続実施

 

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