経済や人材のグローバル化に伴い、子どもの留学も低年齢化が進んでいます。最近では、小学生の低学年から海外留学をさせ、子どもに語学の習得や異文化の体験をさせてあげたいと考える親も。そこで留学の種類と特徴、年齢別に留学ポイントをみていきます。
小学生・中学生・高校生の「海外留学」…費用はいくらかかるのか? (※写真はイメージです/PIXTA)

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子どもの留学の種類とは

子どもの留学にはどのような種類があるのでしょうか? あらかじめ把握しておくことで、海外留学のプランを選ぶ際に効果的な選択ができます。

 

親子留学

親子で一緒に留学するスタイルです。小学生低学年の子どもなど、海外留学の低年齢化とともに親子留学の利用が増えてきています。親子ともに安心して海外留学できるというメリットがあります。

 

サマースクール

子どもの夏休みを利用した短期語学留学です。期間・費用ともに手軽で、多くの子どもに利用されています。

 

ボーディングスクール

子ども単身で全寮制の私立校に留学し、24時間体制で英語を学びます。基本的には、卒業までの長期留学になります。ボーディングスクールの入学にあたっては、英語力テストが実施されるのが一般的です。

 

公立校留学

子ども単身で、公立の受け入れ校に短期~長期の留学を行います。本格的な英語力の習得や短期の異文化体験など、目的に応じて内容を選択できます。逆に言えば、留学の効果を高めるためには、目的にあった学校を選ぶことが重要になります。

 

交換留学

海外に姉妹校のある学校に通っていれば、交換留学制度を利用できる場合があります。日本の学校に在学したまま留学できるため、現地の学校の授業料がかからないケースが一般的です。

 

現地校体験

数週間~数ヵ月にわたって、現地の学生と一緒の教室で授業を受けられる留学です。長期留学前の体験プログラムとしても利用されています。

 

小学生~高校生までの留学の選択肢と注意点

学年や年齢によって、選択できる海外留学の種類や注意点が異なります。段階別に紹介します。

 

小学生(低学年~中学年)の留学

留学の低年齢化が進んでいる近年では、小学生低学年の留学が増えています。幼い子どもは吸収力が非常に高いため、長期間しっかりと学習できればネイティブに近い英語力を身につけられることが低年齢での留学のメリットです。好奇心旺盛で失敗を恐れにくい時期でもありますので、多くの異文化に触れることで大きな成長につながる可能性も高いでしょう。

 

留学の種類としては、親子留学やサマースクールが一般的です。ただし、低年齢の子どもは受入可能校が少ないため、学校選びが重要です。

 

小学生(高学年)~中学生の留学

この時期は、学校教育であいさつをはじめとした簡単な英語力や、同年代の友だちと一緒に遊んだり学んだりできる社会性を身につけていることから、現地で積極的にコミュニケーションをとれるようになっている年齢といえます。そのため、留学の経験を通じて、将来社会に出たときに役立つ基盤をつくることができるというメリットがあります。

 

留学の種類も、サマースクール、ボーディングスクール、公立校留学、現地校体験、交換留学と、選択肢が広がります。この時期の留学の成果を高めるには、子ども本人が周囲から話しかけられやすい雰囲気を持っているかどうか、コミュニケーションがうまくとれるかどうか、ということも大切なポイントとなります。

 

高校生の留学

15歳を過ぎると、ネイティブのように英語を話すことは難しくなるといわれています。それでも、語学力習得のためには高校生の間に留学するメリットは小さくありません。また、10代は先入観を持たずに異文化を受け入れられる年齢であり、日本の習慣や文化との違いを意識しながら理解することができる時期でもあります。サマースクールや体験留学などは比較的気軽に参加できますが、長期留学の場合、高校卒業までの期間が日本の高校を卒業するよりも1~2年長くなってしまうこともありますので、将来を見据えた選択が求められます。また、短期であれば、高校卒業から大学入学までの期間を利用して留学を体験するケースもあります。

 

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