テクニカル分析専門サイト「テクニカルブック」は、今までに投資の経験がない1,095名を対象にアンケート調査を行いました。この調査によって、投資未経験者が投資を行っていない理由や、物価上昇による「現預金」の資産価値の目減りで顕在化する「投資しないリスク」に関する考え方の傾向が見えてきました。※本記事は、株式会社アドバンが2023年6月30日に発行したリリースを転載したものです。
貯金1,000万円以上でも「資金不足」感じる人が16.8%…物価上昇で貯蓄の価値が目減りするなか、”投資しないリスク”をどう考える? (※写真はイメージです/PIXTA)

4.投資リスクを警戒する人は、「投資しないリスク」を気にしない傾向がやや強い

 

物価の上昇により貯蓄の価値が目減りする「投資しないリスク」に関する認識を質問したところ、最も多かったのは「分からない」の35.2%でした。一方、「とても大きいリスクだと感じる/大きいリスクだと感じる」は33.9%、「とても小さいリスクだと感じる/小さいリスクだと感じる/リスクはないと感じる(貯蓄が最も安全だと思う)」は31.0%となっています。

 

分からないとしている人が3人に1人以上と多かったですが、これを除くと物価上昇のリスクについて意識している人の方がやや多かったという結果です。

 

 

投資していない理由について「資産を増やす必要がないから」と回答した人について、投資しないリスクに関する質問を集計してみると、「とても大きいリスクだと感じる/大きいリスクだと感じる」は34.8%、「とても小さいリスクだと感じる/小さいリスクだと感じる/リスクはないと感じる(貯蓄が最も安全だと思う)」は37.4%となりました。

 

全体平均では前者の方が多かったのに対して、「資産を増やす必要がないから」と回答した人では後者が多くなっていることがわかります。極端な差は出ていませんが、「資産を増やす必要がないから」と回答した人は、投資しないリスクをやや小さく評価する傾向があるといえるかもしれません。

 

5.「投資 = ギャンブル」というイメージを持つ人は年配層に多い

 

投資していない理由について「ギャンブルのようなもので不適切だから」と回答した人を年代別に集計してみると、1位は「60歳以上」の26.3%、2位は「50歳~59歳」の21.7%、3位は「20~29歳」の18.3%となりました。「投資 = ギャンブル」と捉える人は、年代別にみると年配層に多いといえるでしょう。

 

なお、年齢が若いほど割合が低くなるというわけではなく、20代では年配層に次ぐ3位となっているのも特徴です。投資に対して悪いイメージを持っているのは若い人に多く、30~49歳にかけて少なくなり、それを超えると再び多くなっていることが読み取れます。

 

◆投資について、インターネット経由の正しい情報収集が必要

今回の調査結果からは、投資未経験者が投資を行っていない理由として「知識不足」が最も多く、続いて「資金不足」や「資産が減るリスク」が多いことが明らかになりました。また、「投資 = ギャンブル」といったイメージを持っている人も一定数存在していることが判明しました。

 

投資未経験者の3人に1人は、将来的に投資を始めるつもりがあり、また将来の投資に向けてはインターネットを通じた情報収集を行おうと考えている人が多いこともわかりました。