全社員が一丸となって取り組む…「社葬開催」の事前準備から終了後までの流れを解説

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株式会社ハウスボートクラブ
全社員が一丸となって取り組む…「社葬開催」の事前準備から終了後までの流れを解説
(※写真はイメージです/PIXTA)

社葬とは、会社が運営主体となって故人を偲び、追悼する儀式です。一般的な葬儀についてはなんとなくイメージができる方も、会葬の機会が少ない社葬については、詳しくわからないという方がほとんどではないでしょうか。そこで本記事では、社葬開催にあたっての事前準備から社葬当日のスケジュール、終了後の対応までを株式会社ハウスボートクラブの代表取締役社長・赤羽真聡氏が解説します。※本記事における「社葬」とは、亡くなった方の火葬を終えたあとに後日改めて会を設ける場合を想定しています。

社葬当日の流れ

いよいよ社葬当日。まずは集合時間に遅れないよう、時間に余裕をもって行動しましょう。改めて社葬をおこなうことの趣旨をよく理解し、絶対に成功させようという思いで社員が一致協力をし、おもてなしの心で、それぞれの役割をまっとうします。

 

社葬の開始前

会場設営がある程度落ち着いてからでも、まず、朝礼を行いましょう。改めて各自の持ち場での動きをイメージできるように担当別に打合せをおこないます。

 

遺族が到着されたら、葬儀実行委員は作業の手を止めて、お出迎えをしましょう。遺骨が入場される場合は、葬儀委員長の先導により遺骨を祭壇に安置します。葬儀委員長、喪主、遺族は施行会社や司会者と一緒に式の流れや動線を確認します。直前のリハーサルをおこなうことで不安を軽減し、万全の体制に導くことができるでしょう。

 

また、開式までに、いただいた供花の名札や配列順の確認、弔電の確認をおこない、奉読するものを選定し、順番を決定します。

 

受付開始(1時間前~)

受付係は持ち場につき、会葬者の受付を開始します。記帳カードに記入していただくか名刺を拝受します。会葬者が多い場合や、現役を退いている方など名刺をお持ちでない方が多く想定される場合は、受付のほかに記帳場を設けるとよいでしょう。

 

最近の社葬では、香典などを辞退するケースが多くなっています。開式15分前になりましたら、葬儀委員長、喪主、遺族、来賓は席順に従って着席していただきます。

 

開式~閉式<社葬の一般的な流れ>

社葬の流れは、一般的に以下のように進めます。あくまで一例であり、最近は、お別れ会や偲ぶ会といった呼び方で、より自由な形式で行うことが増えてきています。

 

1.開式の辞

 

2.黙祷

 

3.経歴紹介

故人の生い立ちから、職歴、会社での功績など、これまでの経歴を紹介します。人柄がうかがえるようなエピソードも交え、故人の人生を振り返ります。最近は、故人の軌跡を映像で見せることが多くなりました。

 

4.弔辞・お別れの言葉

司会者の紹介により、弔辞の奉読が始まります。一般的には故人や会社と関わりの深い方が弔辞を奉読します。

 

5.弔電奉読

当日届いた弔電から選定されたものを司会者が代読します。全文奉読が3通、芳名のみ紹介を10通程度とすることが多いです。

 

6.葬儀委員長謝辞

葬儀委員長は、遺族、会葬者に対し、御礼の挨拶をします。

 

7.喪主挨拶

喪主は、葬儀委員長、会社、会葬者に対し、御礼の挨拶をします。

 

8.葬儀委員長献花

葬儀委員長が最初に献花をします。献花後、所定の位置にて立礼をします。

 

9.喪主献花

献花後、葬儀委員長と同様に所定の位置にて立礼をします。

 

10.遺族・親族献花

献花後、自席に戻ります。

 

11.来賓・会葬者献花

献花後、退席するのが一般的です。

 

12.閉式の辞

 

 

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