ガソリン価格が再び値上がり傾向にあり、省エネ意識も一層高まっています。家計のためにも注目したいのが、車の燃費。国土交通省が毎年発表する「燃費の良い車ランキング」をチェックしていきましょう。
「ガソリン価格」再び上昇で注目!2023年「燃費の良い車」トップ10

車の燃費…「普通・小型自動車部門」と「軽自動車部門」それぞれのトップは?

家計のなかでガソリン代がかかるものといえば自動車ですが、やはり気になるのは燃費。もちろんどのように車を使うかで変わってくるものですが、できるだけ燃費の良い車を選んで、家計負担を減らしたいものです。

 

国土交通省では燃費性能の優れた自動車の開発・普及を促進するため、毎年、自動車の燃費性能を評価した「自動車燃費一覧」を公表し、「燃費の良い乗用車*」ベスト10を発表しています。

 

*燃費=1Lの燃料で自動車が走行する距離であり、型式指定審査において取得する国土交通省審査値。対象車両は、ガソリン自動車、ハイブリッド自動車、ディーゼル自動車、LPガス自動車

 

2022年末時点、普通・小型自動車部門で最も燃費の良い車に選ばれたのは、昨年同様、トヨタの『ヤリス』で、WLTCモード* 燃費値36.0km/L。ベスト5はすべてトヨタ車が選ばれ、ベスト10には8車種がランクインしました。

 

一方、軽自動車部門で最も燃費の良い車に選ばれたのは、昨年同様、スズキの『アルト』とマツダの『キャロル』で、WLTCモード 燃費値27.7km/L。ベスト10にスズキ車が5車種ランクインしました。

 

*車の燃費を測る国際的な試験方法。「市街地モード(WLTC-L)」「郊外モード(WLTC-M)」「市街地モード(WLTC-H)」3つの走行モードごとの平均的な使用時間配分で構成する

 

長く乗り続けることも重要ですが、あまりに燃費が悪いと、地球環境にも家計にも良くありません。「そろそろ買い替えかな」というタイミングであれば、燃費も考慮して選んでみてはいかがでしょうか。