売却株価の安全域を確保する
そして売る時は逆に、欲をかかずに待ちすぎないようにしましょう。
「この価格まで上がってほしい」などと待っていて、下がりはじめてしまうことは珍しくありません。そこで「また同じ価格に上がったら売ろう」などと考えるのであれば、はじめからその価格になったときに売ればよいのです。
一方、「もっと上がってほしいし、実際に上がるかもしれないけれど、この価格でも十分だ」「もっと上がるかもしれないけれど、最初からこの価格で売ろうと思っていたから売ろう」というタイミングで売れば、確実に利益を得ることができます。
際限のない上昇などありませんし、天井など明確に予想できないのですから、要するに「適度なところで売る」ということです。そしてそれが、安全域となるのです。
「安全域」を確保し、手堅くリターンを蓄積していこう
■すべてを株式にはせず、現金を多めに残しておく
■十分に安くなるのを待ってから買う
■適度なところで売る
以上3つの安全域を確保することで、損失を抑え、結果的にリターンを高めることができます。
株式投資はリスクを伴うものですので、このような手堅さが必要なのではないでしょうか。まずは「損をしない」ことを考えるのです。
株式会社ソーシャルインベストメント 取締役CTO
川合 一啓