“ペットと一緒に眠りたい”…多様な願いを叶えられる!現代の価値観に合わせて変化した「最新のお墓事情」

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株式会社ハウスボートクラブ
“ペットと一緒に眠りたい”…多様な願いを叶えられる!現代の価値観に合わせて変化した「最新のお墓事情」
(※写真はイメージです/PIXTA)

近年、墓じまいや改葬といった言葉を耳にする機会が増えました。価値観の変化に伴い、お墓の在り方も大きく変わっています。新しくお墓を購入される方、現在あるお墓に悩みを抱えている方が最も重視しているのは一体どのようなことなのでしょうか? 本記事では海洋散骨事業を営む株式会社ハウスボートクラブの代表取締役社長・赤羽真聡氏が、データをもとに最新のお墓事情を解説します。

近年変化する「お墓の在り方」

お墓といえば墓石のある霊園やお寺をイメージされることが多いかもしれませんが、近年お墓の在り方は変化しつつあります。

 

遠方にあるお墓を自宅近くに移すことや、墓じまいして、散骨し、一部を納骨堂や樹木霊園に移すことを「改葬」といいます。さまざまな理由から管理が難しくなり、改葬を検討されている方がいますが、大切なお墓だからこそ、将来のことを考えて慎重に選択されることをおすすめします。

 

最近では「樹木葬」や「納骨堂」が従来型の一般墓と同じように選択肢のひとつとしてあがるようになりました。たとえば、樹木葬は婚姻関係や血縁関係にとらわれず好きな人と一緒に眠れる、といった理由から現代のライフスタイルに適応したお墓ともいえます。

 

近年人気のお墓の種類やお墓を選ぶときに重視される点など、データをもとにみていきましょう。

お墓選びで最も重視したことは?

<お墓選びで最も重視した点>

1位…お墓の種類

2位…自宅から霊園までのアクセス

3位…金額

 

(株)鎌倉新書の2019年~2023年のお墓の消費者全国実態調査*では、お墓選びで最も重視されている上位3位は5年間変動がありません。お墓の種類は従来型の墓地から樹木葬や納骨堂などへ変化していますが、お墓離れが深刻化している背景には、やはり自宅からのアクセスや管理費などが大きく関わっていることがわかります。

 

4位以下は「園内の雰囲気」、「霊園の最寄り駅・バス停からの徒歩でのアクセス」、「地緑のあるエリア」などがあげられています。順位にばらつきはありますが、「ペットと一緒に入れる区域があること」という点を重視されている方がいるのも、昨今のお墓選びで興味深いポイントです。

 

 

「ペットと眠れる」樹木葬

2010年代よりペットの葬儀に関する市場が急激に上昇しています。住居環境の変化により、ペットの多くは室内で飼われています。マンションや庭のない一戸建てでペットを飼う人が増えると、ペットが亡くなったあとに埋葬する場所がない、といった理由からペット葬の需要が高まっているそうです。

 

「ペットの遺骨を家族のお墓に入れてあげたい」と希望する方も増えていますが、霊園や墓地ごとの考え方や慣習によりペットを一緒に入れることができないところがほとんどです。時代のニーズに応じてペット可の霊園も増えてきましたが、都市部を中心に増えているのがペットと一緒に入れる樹木葬墓地です。なかには永代供養付き、後継者不要といった墓地もあります。

 

日本の慣習にとらわれない点が樹木葬の人気の理由ともいえるでしょう。

 

自宅からのアクセスがよいお墓

遠方のお墓の悩みを経験された方は自宅から霊園までのアクセスを重視されるようになっています。実家のお墓を改葬して都内に移される選択をされる方も増えています。具体的な移動時間は、自宅から30分未満が最も多いようです

 

【種類別】お墓の価格相場

■一般墓

平均151.2万円。一般墓の購入にかかる費用は主に墓石代・土地利用料・その他諸経費を合算したものが総額となります。

 

■樹木葬

平均70万円前後。樹木葬の購入にかかる費用は主に永代使用料・埋葬料・銘板彫刻代・年間管理料を合算したものが総額となります。相場はここ数年安定傾向にあります。

 

■納骨堂

平均77.6万円。相場は下落傾向にあります。

 

■海洋散骨

平均26.4万円(※2022年度の当社平均)。最も安価な「代行散骨」は55,000円~実施可能ですが、当社では、お好きな海で船を貸し切っておこなうチャーター散骨が増えており、平均価格は上昇傾向にあります。

 

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