「海洋ウェルネス」の可能性
海洋散骨を体験されたお客様の多くは、果てしなく広がる海の美しさに心癒され、どこか清々しい姿で船を後にされます。
私たちは、海には人を癒す力があると信じています。海は生命誕生の起源であることから、自然と安らぎを感じられるのかもしれません。また、波の揺らぎに鼓動や呼吸のリズムを感じるという説もあるようです。
海が人を癒す明確な理由はまだ解明されていませんが、世界では現代西洋医学における海洋療法の研究がなされています。そして、海洋療法はリゾートホテルを中心に海洋ウェルネスツーリズムとして身近なものとなってきているのです。海に面したホテルでは、海ヨガやビーチウォーク、スパなどのアクティビティが人気を集めており、楽しいだけでなく精神を安定させる効果などが注目されています。
「海洋散骨×旅行」を展開する株式会社ハウスボートクラブでも、さまざまな可能性を追求していきたいと考えています。今回は、熊本県天草の海洋散骨と観光スポットをご紹介していきましょう。
1.チャーター散骨プラン
2.合同散骨プラン
3.代行散骨プラン
3種のプランのなかで最もおすすめなのは「チャーター散骨プラン」です。自社クルーザーを1隻貸し切って海洋散骨のセレモニーを行うため、広い海の上で故人と大切な方々のプライベートな時間を思い出として残すことができます。
今回は横浜の海洋散骨から、「チャーター散骨プラン」をご紹介します。
熊本県天草で行われた海洋散骨
船定員:30名
クルーズ時間:約60分
対応プラン:チャーター散骨・合同散骨・代行散骨
※当社の旅行サービス「えんの旅」で、交通・宿泊手配、現地での観光タクシー手配が可能です。
チャーター散骨プラン…当日の流れ&現地写真
熊本県天草の海洋散骨はミオ・カミーノ天草から出航します。散骨スポットは港から沖合へ20分程の場所にあり、湾内のため波も穏やかなエリアです。乗船までに待ち時間がある場合は、隣接する商業施設「リゾラテラス天草」で過ごすのがおすすめ。海に面したレストランやカフェのほか、天草のお土産品も充実しています。
今回はご主人(享年72歳)の海洋散骨をされたご家族の事例をご紹介します。チャーター散骨をご利用し、奥様と娘さんご家族、お孫さんたちを含め総勢10名で乗船されました。
ご主人の生まれ故郷は熊本県で、子どものころはご両親が魚屋を営んでいたそうです。ご主人の思い出の地である熊本で海洋散骨をしたいと語った奥様でしたが、ご自身は船が苦手。それでも大切なご主人のために、自分の手で散骨してあげたいという思いから、勇気を出して弊社にご相談してくださいました。
当日はお天気に恵まれ、散骨ポイントではサメに遭遇するというサプライズも! とても賑やかな雰囲気のなか海洋散骨を行うことができました。
海洋散骨後は縁の場所を巡っていかれたそうです。奥様は生前、ご主人に対して大切にしてあげられなかったという想いを抱えていたこともあり、時間をかけて手元供養を悩まれ、お骨を人工宝石に加工する「たなごころ」を選ばれました。
■お守り麗石「たなごころ」
熊本県天草の観光スポット・ご当地グルメ
海洋散骨で天草を訪れたなら、現地の歴史や人気スポットを楽しんでみてはいかがでしょうか。天草といえば、南蛮文化やキリシタンの歴史も有名です。そして、海に囲まれた土地ならではのレジャー施設も複数あり自然を堪能できます。
株式会社ハウスボートクラブでは、『海洋散骨×旅行』を供養の旅としてご提案します。熊本県天草のおすすめ観光スポットや名産品をみていきましょう。
散骨中に見られる可能性も…イルカウォッチング
天草五和沖合いの海には、約300頭のバンドウイルカが生息しているといわれています。海洋散骨の出航場所でもある港からイルカウォッチングのクルーズ船が出航。散骨中にも群れを成して泳ぐイルカの姿を見られることもあります。
旅する水族館…シードーナツ
西日本で唯一の海に浮かぶ水族館「海中水族館シードーナツ」。“旅する水族館”をテーマに5つのゾーンにわかれ、天草の海、世界の海、癒しの海などがあり、約200種2,000点の生き物を飼育展示しています。なかでも、イルカの触れ合いゾーンがあるふれあいの海が人気のスポット。期間限定で夜の水族館も開催しています。
キリシタンの長い歴史が学べる…カトリック﨑津教会(さきつきょうかい)
「カトリック﨑津教会」は、パリ外国宣教会のフランス人司祭であるハルブ神父の設計によって1934年に建設されたゴシック形式の教会で、「海の天主堂」とも呼ばれています。キリシタンが弾圧され絵踏みが行われていた庄屋役宅跡に、復活の象徴として建設されました。「カトリック﨑津教会」は民家に囲まれた「天草の崎津集落」にあり、この集落は禁教令以後、弾圧を受けながらも潜伏キリシタンとして、240年間にわたり信仰が守られてきた場所で、集落は世界文化遺産に登録されています。
シュノーケリング体験もできる!「象さん岩」で有名な妙見浦(みょうけんうら)
1935年に名勝および天然記念物の国指定を受けた、天草西海岸の代表的な景勝地。海岸一帯は高さ20~80mの断崖が連なり、大小の島が点在し、手前の島は十三仏公園展望所から見ると象の形をしており、象の鼻先にあたる部分には妙見岩があり、祠も祀られています。美しい夕陽だけでなく、スキューバダイビングやSUPなどのスポットとしても人気の場所です。
熊本グルメ①だご汁
「だご汁」は、農作業の合間などに食べられ、古くから親しまれてきた熊本県の郷土料理。「だご」とは熊本弁で「だんご」を意味し、小麦粉を水で練ってのばした団子と里芋やごぼうなど季節の野菜を入れた汁のこと。味噌や醤油仕立てで食べられます。国道57号線は「だご汁」を提供する店が数多く並ぶことから「だご汁街道」とも呼ばれています。
熊本グルメ②熊本ラーメン
焦がしニンニクや揚げニンニクのチップ、マー油がトッピングされた九州豚骨ラーメンの一品「熊本ラーメン」。豚骨だけでなく、鶏ガラなどをブレンドすることが熊本ラーメンの特徴です。九州を代表する豚骨ラーメンのひとつ。
熊本で海洋散骨のご相談なら「ブルーオーシャンセレモニー熊本」へ
熊本県には地元に密着した「ブルーオーシャンセレモニー熊本」があります。ご遺骨のお取り扱いや天草の海洋散骨の関する疑問点など、なんなりとご相談ください。
散骨クルーズを美しい自然と長い歴史を感じる土地で…
今回は天草での海洋散骨をご紹介しました。島々が連なる天草は美しい青い海だけでなく、南蛮文化や潜伏キリシタンの歴史ある地域です。そして日本で有数のイルカウォッチングができるスポットであり、海洋散骨との相性も抜群のエリアといえるでしょう。
大切なご家族のご供養で熊本を訪れる際は、美しい自然と歴史を感じていただけると幸いです。株式会社ハウスボートクラブは、これからも記憶に残る素敵な供養をお届けするために、全国各地の海洋散骨事例と魅力的な場所をご紹介していきます。